算数好きにするには、幼児期に「算数的思考力」を刺激する

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「1,2,3……、葉っぱは何枚かな?」身の周りのモノを数えることで、数に慣れ親しんでいきましょう

小学生になると、得意不得意が大きく分かれてくるのが算数でしょう。一旦、苦手意識を持ってしまうと、算数の授業が面白くなく嫌いになり、更に算数から遠のき、益々苦手になってしまいます。

算数は最初につまづくと、新しい学習を習得することが、特に困難な教科です。初めに苦手意識を持たないようにするには、小学校入学時から「算数は楽しい」と感じさせることが大切です。それには、幼児期に「算数的思考力」を刺激する遊びを取り入れ、これから習う算数の楽しさの予感と、新しいことを習得できるワクワク感を期待させるとよいでしょう。

ゲーム感覚で親子一緒に楽しめる遊びをご紹介します。準備物もほとんど必要なく、家庭で簡単にできるものですので、是非、参考にして下さい。

算数遊び1、身の周りのモノを数える

身の周りにあるモノを数えて遊びましょう。
「自分の周りに10個あるものを探してみよう!」
「箱の中に、クレヨンはいくつ入っているでしょう?」
「あの階段はいくつあるかしら?」
と、声をかければ、ゲーム感覚ででき、楽しく出来るでしょう。

「指は10本だね」
「カゴにミカンが10個あるよ」
など、一生懸命数え、探すでしょう。数をいろいろ変えて、体の部位や目につくものを数えてみましょう。また階段を親子一緒数えながら上るのもよいですね。

箱に入ったクレヨンやお菓子の数を予想して、合っているか数えるのも面白いでしょう。この時、指で一つひとつ指しながら、数とモノを対にすることを意識して、数えていくようにしてください。

算数遊び2、ボールを転がし、ピンを倒す

10本のピンを並べ、ボールを転がし、何本倒れたか、何本残っているかを競う、いわゆるボーリングゲームです。
「2投目は何本倒れた?」
「1投目と2投目、あわせて何本倒れたの?」
「後まだ何本残っている?」
などを問いかけ、考えさせましょう。

ボーリングピンはペットボトルでも代用できますので、子供と一緒に制作するのもボーリングへの意欲を高めるでしょう。親子で、どちらが多く倒せるか、競争すると楽しみながら数の合成の練習になります。

算数遊び3、同じ形を探す

身の回りのモノで、同じ形のモノを探し合います。
「四角い形のモノ、何があるかしら?」
「丸いモノ探し、どちらがより多く探すか競争しよう!」

ハンカチや本、ノート、机など、探せば多くあるでしょう。丸いモノは、お盆や丸い形の時計、瓶のふたの他に、ボールなどの球体は同じ丸でも少し違うことに気づかせましょう。

他に三角や丸、慣れてくると楕円や長四角なども探してみましょう。図形への興味や理解がスムーズにいくでしょう。

算数遊び4、次に来るモノを予想する

色紙を赤、青、黄、赤、青、黄と並べ、次の色を予想する遊びも取りれましょう。
「次は何色がくると思う?」
と、規則性を持って並べた色紙を見せて、問いかけましょう。

色鉛筆やクレヨン以外にも、チョコ、キャンデイ、ビスケット等のお菓子シリーズ、ミカン、バナナ、リンゴ等の果物シリーズも、子供は喜ぶでしょう。これは、規則性の理解に繋がります。

算数遊び5、箱を開いて組み立てる

キャラメルやお菓子の空き箱などを丁寧に開いて、元に組み立ててみましょう。
「箱を開いてみたら面白い形ね。これをまたもと通りに組み立てましょう」
と促し、同じ箱があれば、どちらが早いか、競争するのも楽しいでしょう。指先の巧緻性も養われますし、立体や展開図の理解に繋がります。

与えっぱなしではなく、最初は親が一緒にしましょう

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「お顔の中に、ひとつあるモノなあに?」「お口がひとつ」「お鼻もひとつ」と、ママに尋ねられる子供は嬉しそうに数えるでしょう

その他にも、折り紙を三角や四角に折り、ハサミで切って、広げると綺麗な模様になっていることに気づかせたり、親が迷路を手作りしたり、算数的思考を刺激する遊びは、工夫次第でいくつでもできるでしょう。

数を数えるにしても、親が一緒に数えることで、子供は「数える」ということへの興味が断然違ってきます。大切なことは、「幼児期は親が一緒に楽しむ」ということです。

無理に覚えさせるのではなく、このように親子コミュニケーションを持ちつつ、ゲームをするような関わりにすれば、「楽しい」から「好き」になり、「好き」から「反復」が生じ、「得意」となっていくでしょう。

そして「小学校にはいれば、もっとたくさんのことを先生が教えてくれるのよ」「算数はとっても面白いわよ、楽しみね」と声をかけてあげましょう。


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