仕事、家庭、子育て、人間関係──日々のストレスが蓄積されて、円形脱毛症になることも

仕事、家庭、子育て、人間関係──日々のストレスが蓄積されて、円形脱毛症になることも

ストレスが原因のひとつとされる円形脱毛症。1つ見つかると、気づかないうちに「ハゲ」の部分が広がっていくのでは?と心配になりますよね。今回は、ストレスが円形脱毛症の原因となる理由と、ストレスを解消する方法を紹介します。
 

円形脱毛症の原因はストレスにある!?

以前の記事「誰にも言えない!円形脱毛症の悩みと対処法」でも触れたように、円形脱毛症の原因は2つあると考えられています。ひとつは自己免疫説、もうひとつは末梢神経異常説です。どちらもストレスが引き金となり発症することが多いとされています。

自己免疫説では、ストレスが原因で、体内にあるTリンパ球が毛母細胞を異物としてとらえて1ヵ所もしくは数ヵ所に集まって攻撃するため、毛母細胞が損傷を受けて脱毛するとされています。末梢神経異常説では、ストレスを感じると、首の後ろにある僧帽筋(そうぼうきん)が緊張状態になって血行不良になり、毛髪を生み出す毛胞(もうほう)の周囲の末梢神経に異常をきたし、毛髪の成長がストップして抜けてしまうとされます。

ストレスとはどういう状態?

では、「ストレス」とは、どういう状態のことを指すのでしょうか。一般的に、下記のように定義されています。
・.刺激に対して、人の中で生じる負の情動。不安や緊張、嫌悪感、倦怠倦。
・ある刺激が心身に加えられた時、その心身に生じるゆがんだ状態。

もともと「ストレス」とは物理学用語で、物理的な状態に対して使われていました。例えば、まっすぐな棒が曲がった状態や、ボールがつぶれた状態などです。その用語が生物学にも使われるようになり、外からの刺激に対して身体が反応する様子や、心がゆがんだ状態などを意味するようになりました。

ストレスは、次の3つの要因に分けられます。

■物理化学的ストレス……気温や化学物質、外傷など、物理的や化学的な物事で起きるストレス
■生理的ストレス……病気や過労、ダイエット、睡眠不足など、生理現象で起きるストレス
■心理的ストレス……対人関係や緊張、恐怖、悲しみ、怒り、不安、喜びなど、心理的な要因で起きるストレス

ストレスに対する身体の反応は人それぞれで、ストレスに強い人・ストレスに弱い人がいると言えます。その人のストレスの許容範囲を超えると、自律神経のバランスが崩れ、身体に何らかの異常が起こります。その「異常」の症状として、円形脱毛症になる方がいるようです。

円形脱毛症の症状とは

円形脱毛症は、症状によって次のような型に分けられます。
1.単発型……脱毛斑が1つのみ
2.多発型……孤立性の脱毛斑が数個ある
3.多発融合型……多数の脱毛斑があって、それらが融合して不整形の地図状を呈する
4.蛇行型……3.のうち、後頭部から側頭部にかけ、髪の生え際も脱毛する
5.全頭型……全頭が脱毛する
6.びまん型……びまん性に脱毛し、全頭が脱毛する
7.汎発(はんぱつ)型……頭毛のほか、眉毛、まつ毛、あごひげ、わき毛、陰毛などの体毛も脱毛する

円形脱毛症は、1つみつかると次々に広がるケースもありますし、1つだけで治るケースもあります。「単発型」からはじまる方もいれば、いきなり「汎発型」になる方もいます。

円形脱毛症の抜け毛の毛根は、さまざまな形状があります

円形脱毛症の抜け毛の毛根は、さまざまな形状があります

ただ、どの症状でも言えるのは、円形脱毛症は毛母細胞が休んでいる状態なので、原因が解消されれば、6~12ヶ月くらいでまた髪が生えてくる、ということ。あまり心配しないようにしましょう。改善がみられない場合は、皮膚科などの専門医に相談してみることをおすすめします。

 

次ページでは、ヘアケア・頭皮ケアしながら、ストレス解消する方法をご紹介します。