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医療費控除年末までにすべきこと

今年も余すところあと数日。ちょっとした医療費の支払いにも注意するとイイですよ。今回はそんなお話です。

田中 卓也

執筆者:田中 卓也

税金ガイド

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今年もあますところあと数日、みなさんはいかがお過ごしですか?
「なんとか時間をとって年賀状の印刷の大ワラワ」とか「休日返上で出勤しなければ年こせないの」なんて人も多いのでは?
大丈夫。私はどちらにも当てはまります。
(←どこがダイジョーブだっつーの)

さて、冗談はこれくらいにしておき、今回の表題についてふれていきましょう。
先日あるユーザーさんから「病院から出産費の内金入金を要求されています。年末までに入金しようと思いますが、医療費控除を受けるのに有利・不利ありますか?」といった種類の質問を受けました。
(守秘義務というものがあるため内容は一部変更しています)
みなさんはどう思われますか?

結論からいうと医療費控除は支払った日で判断されるので、もし、可能なのであればどちらかの年度にまとめて全額支払ったほうがいいということになります。

以下なぜそうなるのか、その仕組みについて説明します。
例題は以下のようにします。
Q 私は年明け早々に出産を予定している主婦です。出産費用として50万円ほどかかりますが、今年中に40万円、退院時に残額の精算という支払い予定になっています。
また、健康保険組合より出産育児一時金が20万円ほど支給される予定ですが、支給時は来年になる見込みです。
なお、医療費控除の算式は負担した医療費の金額から10万円または所得金額の5%とのいずれか少ないほうの金額を控除した残額が対象額となりますが、今回は計算をわかりやすくさせるため、最低控除額は10万円とします。


具体的な医療費控除はどのようになるのでしょうか?
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