人生100年時代、ワーク・ライフ＆マネーバランスは重要
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| 人生100年時代、長い人生だからこそ、充実したものにするためにどう生きるかを考えることが重要 |
育児休暇制度の導入など働く人の出産・子育て支援に関する制度は整いつつありますが、制度があってもなかなか利用できない、乳児期の保育所が十分整備されておらず、待機児童の問題など、子育て支援の環境はまだまだ不十分です。今後は、子育て支援という問題の高齢化が進む中、親の介護という新たな問題も生まれてくるでしょう。
働くこと（仕事）と家事・育児や介護（家庭）を両立させることは、共働きに限らず全ての人にとって重要な問題ですが、仕事と家事・育児や介護の両立ができたとしても、それだけに追われてしまうのでは人生は面白くはありません。まさにワーク・ライフ・バランスの考え方である、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方を選択・実現する」という発想が大切です。
■人生100年時代の到来で、生涯のワーク・ライフ＆マネーバランスは重要
以前「平均寿命90歳時代の老後の備え方・考え方」という記事の中で、将来の私たちの平均寿命が伸び、私たちの年金も目減りする可能性があり、老後の資金が不足するかもしれないと書きました。定年が55歳から60歳になり、現在では65歳定年制を導入している企業もあります。私たちが、老後を豊かに暮らしていくためには、今よりもずっと長く働く可能性が出てきています。
そのことを考えると、仕事と家庭をうまく両立させるだけではなく、仕事以外の生活を楽しみ、人生そのものを充実したものにすることが大切です。働くことで収入を得ることができますが、人生を楽しむための活動にはお金がかかるか、収入を得るための時間を失っていることになります。まさに、ワーク・ライフに加え、マネー（お金）についてどうバランスを取るかが重要です。
ワーク・ライフ＆マネーバランスを実現するために、どのように働き（収入を得て）、どのような生き方をするか（子どもや住まい、人生を楽しむためにかかる費用）を将来の予測をする、つまりライフプランとマネープランを立てることが重要になります。ライフプランとマネープランの立て方、考え方に関しては、以下の記事をご参照ください。
・家計の「見える化」で、安心マネープラン
・人生の収支を黒字化する「人生家計簿」
■ワーク・ライフ・バランスの取れた人は年収1000万円の人の割合が多く、ストレスも少ない!?
最後にワーク・ライフ・バランスに関する興味深い調査結果をご紹介します。ニフティ株式会社とコクヨ株式会社、コクヨＳ＆Ｔ株式会社が共同で行ったワーク・ライフ・バランスに関する調査（20代～40代までの有識者900名）によると、年収とワーク・ライフ・バランスとの相関関係を見ると、ワーク・ライフ・バランスが取れている人の中で年収が1,000万円以上という回答は65％。一方、ワーク・ライフ・バランスが取れていない人で年収が1,000万円以上を回答している人はわずか15％という結果だそうです。
また、回答者全体の80％の人がストレスを「とても感じている」「まあ感じている」と回答する一方で、ワーク・ライフ・バランスが取れていると回答している人は、取れていないと回答する人に比べて、自身でストレスを解消している人が２倍以上と高く、ストレスコントロールがうまくできているという結果でした。
ワーク・ライフ・バランスを取ることは、仕事と生活の両面で相乗効果をもたらし、能力を発揮することで職場でも認められ収入をアップさせ、生活面も充実することができるということです。
共働き夫婦の場合、お互いに仕事、生活面でサポートし合うことができるので、理想のワーク・ライフ・バランスを実現しやすいのではないかと思います。２人のワーク・ライフ・バランスを実現して、幸せな人生を送りましょう！
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