三菱東京UFJ銀行「七大疾病保障付」
●保障の対象となる疾病と症状上皮内がんを除くがん、脳卒中、急性心筋梗塞、高血圧症疾患、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変で就業不能状態となった場合。
●責任開始日(免責期間)
保障の開始は、住宅ローン借入日から3ヶ月を経過した翌日から。
●保険料と支払方法
月払いで、性別、年齢(5歳きざみ)、借入残高、毎月の返済額により決まるので、保険料は毎月変動する。借入額2,000万円、金利3%、35年返済の場合、35歳男性の例で、初回の保険料月額は215円、10年後は1,103円、20年後は3,083円。
●保険金の支払い
保障との対象となる7つの疾病で、入院または医師の指示による自宅療養により働けない状態が30日を超えて継続した場合、31日目以降の就業できない期間に対して、毎月返済額を1年を限度として保障される。この就業不能状態が1年間継続した場合、その時点でのローン残債務が清算される。
SBIモーゲージ「8疾病保障特約」
●保障の対象となる疾病と症状上皮内がんを除くがん、脳卒中、急性心筋梗塞、高血圧症疾患、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎で就業不能状態となった場合。
●責任開始日(免責期間)
保険責任対象期間は、ローン借入日の翌々月の初日から。
●保険料と支払方法
加入時の借入額と年齢で保険料が決まり、保障終了まで変更なし。年1回支払い。例えば、2,000万円借入れ、45歳以下の場合、年間12,000円。
●保険金の支払い
保障との対象となる8つの疾病で、就業不能状態となり、月々の約定返済日まで継続した場合に、月々のローン返済相当額を最長12ヶ月間まで保障。その就業不能状態が12ヶ月を超えて継続した場合、住宅ローン残債務残が清算される。
住信SBIネット銀行「8疾病保障特約」
内容は、上記SBIモーゲージの商品とほぼ同じです。ただし、住信SBIネット銀行の場合は、保険料は銀行負担となり、金利の上乗せや、別途支払は生じません。今回は、代表的な金融機関の商品をご紹介しました(主な比較ポイントだけをピックアップしていますので、その他の条件等については、金融機関で説明を受けてください)。このように、同じ生活習慣病を対象としていても、保険料の額や支払方法、保険金がどのように支払われるのかは、各金融機関によって、大きく異なっています。詳細に内容を理解しないで加入すると、すぐにローン残債務が清算されると思っていたのに出なかった、保障期間に該当しなかった、などのトラブルが考えられます。内容の説明を十分に受け、加入するかどうかの検討をしてくださいね。
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