借換えの目的をはっきりさせよう
金利は低水準。数年前よりも優遇幅の大きな住宅ローンが数多く登場しており、見直してみると意外な借換え効果があるかも |
では、どのような場合に借換えの効果があるでしょうか?
以前は、借換えは金利差1%以上、残り期間10年以上、残高1,000万円以上などと言われていましたが、それは固定金利で借入れしている人がほとんどだった時代のこと。さまざまな金利タイプの登場により、どのような場合に借換えメリットがあるかは、一概には言えなくなってきています。
また、金利タイプがさまざまになってきたことから、借換えの目的も、以前とは変わってきました。大きくは次の3つに分けることができるでしょう。
●総返済額を減らしたい
●金利上昇リスクをなくしたい(もしくは小さくしたい)
●現在の返済額を下げたい
どの目的のための借換えなのかによって、選ぶべきローンは異なります。現在の返済額を下げた上で総返済額を減らす、ということも可能な場合もありますが、現在の返済額を下げたために、逆に、総返済額が結果的に増えてしまうということもあるのです。借換えで失敗しないよう、借換え目的の優先順位を明確にしておくことが、第一歩です。
総返済額を減らすための借換え事例は次のページで。