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この住宅ローンアドバイス、ウソ? ホント?(3ページ目)

モデルルームや銀行で住宅ローンについて受けるアドバイスの内容はさまざま。一方で、言われることがさまざまで、混乱してしまう場合も。最近よく聞くアドバイスについて検証してみました。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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安心の長期固定と、低金利の変動金利の組み合わせがおトク?

どの金利タイプを選んだら良いかの相談をすると、「組み合わせるのがよい」とアドバイスされることも多いようです。長期固定で安心したいという気持ちと、これだけ金利が低いのだから、少しでも返済額を下げたいという気持ちと、両方をかなえてくれる可能性があるのが、金利タイプの組み合わせです。

ただし、変動金利や固定期間の短い固定金利選択型を借入れするということは、当初の返済額は下がっても、今後金利が上昇すれば、毎回の返済額や総返済額がアップするかもしれないリスクを抱えるということです。金利タイプを組み合わせることによって、リスクを軽減することはできますが、もともと、リスクを取りたくないと考えている人にとっては、リスクが生じてしまうということ。

特に、最近の金利傾向を見ると、長期金利は低めで、変動金利や短期の固定金利選択型と大きな金利差はありません。目先の返済額に目をうばわれることなく、本来自分にあった金利タイプはどれなのかを考え、組み合わせる場合には、リスクが生じることを肝に銘じておきましょう。

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最後に判断するのは自分自身!

最近よく耳にするアドバイスの例を4つ挙げてみましたが、どれも、決して間違ったアドバイスではありません。ただ、そのアドバイスが、あなた自身に合うのか合わないのかが、人によって異なるのです。

より自分に合ったアドバイスをしてもらいたい場合には、自分自身の今後の収入や支出、考え方、価値観、不安に思っていることなどを、できるだけ伝えましょう。どう考えているかが伝わらないと、アドバイスする側もいろいろな情報や考え方を提供することになり、結果、あなた自身が混乱してしまうのです。

多くの情報やアドバイスが入ってくることと思いますが、最後に判断するのは自分自身です。少しでも得をしたい、と考えるのか、最後まで安心して完済できることを重視するのかなど、優先順位もハッキリさせておくと、判断しやすくなるでしょう。

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