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住宅ローンには多くの金利タイプがあり、複雑。さまざまなアドバイスで混乱してしまわぬよう、自分の考えをしっかり持つことが大切です。
もうすぐゴールデンウィーク。お休み中に、モデルルーム見学や物件探しをしよう、と考えている人も多いでしょう。物件の案内と同時に、住宅ローンについても、説明やアドバイスを受けることがありますが、そのアドバイスは必ずしも、あなた自身に最適なアドバイスではない場合もあります。

「自分では固定金利が良いと思っていたのですが、ほとんどの人は変動金利を選びますよ、といわれました」という声もよく聞きます。自分自身の考えと、受けたアドバイスが異なると混乱してしまうものですね。

そこで、今回は、最近よく聞く「こんなことを説明されたのですが」というアドバイスの内容について検証してみます。

今は金利が低いのだから、長期固定なんてもったいない?

最近、相談の際に一番多く聞かれるのが、「長期固定を選ぼうと思ったら、今はせっかく金利が低いのに、なぜわざわざ高い金利のものを選ぶのですか?と言われました」というものです。確かに、現在、変動金利や3年固定などの適用金利は1%台のものもあります。今だからこそこんなに低い金利で借入れできるというのは、納得してしまいそうです。

このようなアドバイスを受けて迷ったら、原則を思い出しましょう。金利タイプの選び方の大原則は、次のように考えられます。

■今の金利状態が当分続くと思う → 変動金利や固定期間の短いもの
■これから金利が上昇すると思う → 固定期間が長いもの
■これから金利が下降すると思う → 変動金利

ただし、今の金利状態が当分続くと思ったとしても、今後の金利状況をウォッチしつつ、金利が上昇すると判断した場合に、機敏に金利タイプの変更や、借換えを決断できる人ではないと、変動金利など短期間で金利が変動するものの利用は難しいでしょう。金利が上がったら長期固定に変えれば良いと考えている人もいますが、その頃には長期固定の金利はすでに上昇してしまい、金利タイプ変更のタイミングを逃しかねません。

今後の経済状況を予測することも大切なことなのですが、それよりも、自分自身の性格や価値観を優先して金利タイプ選びをする方が、先々の後悔は少ないのではないかと思います。

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借換えや収入合算についての説明にも注意が必要。次のページで。