全期間固定金利なら、提携ローンにこだわらない
同じ銀行の住宅ローンが、もっと低い金利で借入れできる!? |
提携ローンで比較的大きな優遇をしてくれるのは、後者の全期間一律型のものがほとんどです。例えば、10年固定で、店頭金利4.0%、全期間1.5%優遇なら、当初10年間は2.5%です。しかし、当初固定期間に大きな優遇をしてくれるものには、2.3%というものもあります(2008年7月現在)。
もし、10年で完済しようとしているのであれば、より金利が低い2.3%の方が有利になりますね。20年返済などでも同様に、提携ローンの大きな優遇よりも、適用金利が低いローンが他にもあるでしょう。
また、30年、35年の全期間固定などは、提携ローンでも非提携の一般のローンでも、同じ金利の場合が多くなります。提携ローンを利用すると、手続きを不動産会社経由で行ってくれるため楽になりますが、その分、提携ローン手数料がかかる場合もあります。自分自身で銀行に出向けば、提携ローン手数料は支払わずにすみます。
将来金利が変更されるタイプではなく、自分が支払っていく間に金利が固定される全期間固定(10年固定で10年返済なども含む)の場合には、提携ローンにこだわらず、他により有利なローンがないかを探してみましょう。
【住宅ローン完全マニュアル】
住宅ローン完全マニュアル【基礎編】(住宅ローン)