住宅ローンの借り換え・返済/住宅ローンの見直し関連情報

住宅ローンの借換えが家計を救う!?

食品などの値上がりが家計を打撃する中、住宅ローンの見直しができれば大きな効果が期待できます。でも、一時的な返済額の軽減は、将来の重荷に繋がることも。家計を救うための借換えの方法と注意点をご紹介します。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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住宅ローン見直しは家計改善の切り札

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住宅ローンの見直しで、家計改善に思わぬ効果があることも!
家計の見直し、つまり収支の改善をするには、収入を増やすか支出を減らすことが必要。収入を増やすのはなかなか大変ですが、支出の削減ならすぐ実行できることもありますね。支出の削減は、ムダな支出を抑えるのが効果的。しかしながら、食費を抑えるなど日常生活に深くかかわるものは、生活感を変えてしまうことがあります。また、ムダを徹底的に排除すると、代わりにストレスが発生し、ストレス発散のお金を使ってしまったりすることも。心と家計のバランスを取るには、ある程度のムダも必要だったりします。

そんな中で、住宅ローンの見直しは、家計見直しの切り札となります。なぜなら、住宅ローンの返済は、その金額を抑えたところで生活感は変わりません。むしろ、削減できた分で他の家計支出が増えた分を埋めることも可能になります。家計の見直しをする場合には、まず、住宅ローンのように、生活レベルを変えずにすむものから検討してみると効果的です。

住宅ローンの見直しは、まずは「借換え」の検討を

住宅ローンを見直す方法には、繰上返済と借換えがあります。この2つの方法は、まずは借換えを検討し、借換えの効果がなければ繰上返済を検討する、という順番で考えましょう。

というのも、家計の改善をしたいのであれば、できれば貯蓄はあまり減らさずに効果を出す対策を考えた方がよいからです。繰上返済は、総返済額を抑える効果はあるものの、手元の資金を減らしてしまいます。特に、繰上返済のうち、「期間短縮型」は毎月の返済額は変わらずに、返済期間が短縮するものですので、その効果を実感できるのは完済したとき。今現在の家計を改善することはできません。

一方、借換えは、より金利の低い住宅ローンを利用することにより、手元の資金はあまり減らさずに、すぐに毎月の返済額を抑えることができます。ただし、借換えには、諸費用が必要になります。繰上返済をしてから、借換えを検討すると、繰上返済で貯蓄を減らしてしまったために、この諸費用が支払えないということもあります。このような理由からも、まずは繰上返済より先に借換えを検討してみましょう。

なお、借換えは、その目的によって選ぶローンは変わってきます。今回は毎月返済額を抑えるための借換えをご紹介します。

【関連記事】
借換えのメリットは?~総返済額を軽減する
金利上昇リスクに備えた、ローン借り換え術


毎月返済額を抑える借換えのために選ぶべきローンは次のページで。
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