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住宅ローン借換えにかかる費用(2ページ目)

住宅ローンの借換えと言えども、新規に住宅ローンを借入れすること。そのため諸費用もかかります。どのくらいの諸費用が必要なのか、そしてそれを準備できないときの対策はどうしたらよいでしょうか?

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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諸費用分が準備できない場合の手段

住宅ローンの借換えに、数十万円がかかるとなると、気軽にできるものではありません。それでも、借換えによって大きな効果があるのであれば、なるべくタイミングは逃したくないもの。諸費用が準備できない場合の方法をご紹介します。

●保証料無料の住宅ローンを利用する
借入金3,000万円、借入期間30年の場合、諸費用は約80万円ですが、そのうち多くを占めるのが保証料。この場合の保証料は約57万円。もし、この保証料がなければ20万円強で済むことになります。

そこで利用したいのが、保証料無料の住宅ローン。ソニー銀行、新生銀行などは保証料がかかりません。しかし、保証料が無料でも、事務手数料が高い金融機関もありますので事務手数料も確認しましょう。

また、最近では条件に該当すると、実質保証料分がかからない住宅ローンもあります。三井住友銀行では、返済負担率が20%以下の場合で、保証料内枠方式を利用すると金利を0.2%優遇するキャンペーンを行っています。保証料内枠方式とは、当初保証料を一括で支払わず、金利に上乗せして支払う方法です。通常上乗せ金利は0.2%。つまり、上乗せ分が優遇されるため、実質保証料無料となるのです。

●保証料内枠方式を利用する
上記のとおり、保証料の支払い方法には、当初一括で支払う外枠方式以外に、金利に上乗せして支払う内枠方式があります。金利に上乗せしても、従前の住宅ローンよりも有利になる場合には、この方法も良いでしょう。

●諸費用分も上乗せして借入れする
多くの金融機関では、現在の住宅ローンの残高に諸費用分も上乗せして融資してくれます。ただし、当然ながらこの方法を利用すると残高が増えてしまいます。残高が増えても借換え効果があるかどうか、十分に試算してもらいましょう。


なお、従前の住宅ローンを借入れする際に、保証料を一括で支払っていた場合には、期間に応じて一部が戻ってきます。このような場合には、実際に負担する費用は少なくて済みますね。借換えを検討しているのであれば、諸費用が高いからと言ってあきらめず、借換えのタイミングを逃さないようにしてくださいね。


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