■住民税額30万円(うち均等割8,000円)、国民健康保険加入数2人(介護保険第2号被保険者は1人)の場合
・千代田区
医療分……所得割300,000円×0.68=204,000円、均等割27,600円×2人=55,200円、計259,200円
支援金分……所得割300,000円×0.26=78,000円、均等割9,600円×2人=19,200円、計97,200円
介護保険分……所得割300,000円×0.08=24,000円、均等割11,100円×1人=11,100円、計35,100円
合計391,500円
・世田谷区
医療分……所得割300,000円×0.68=204,000円、均等割27,600円×2人=55,200円、計259,200円
支援金分……所得割300,000円×0.26=78,000円、均等割9,600円×2人=19,200円、計97,200円
介護保険分……所得割300,000円×0.25=75,000円、均等割11,100円×1人=11,100円、計86,100円
合計442,500円
・武蔵野市
医療分……所得割292,000円×1.40=408,800円、均等割19,200円×2人=38,400円、計447,200円
支援金分……所得割292,000円×0.45=131,400円、均等割6,600円×2人=13,200円、計144,600円※上限が11万円なので11万円
介護保険分……所得割292,000円×0.50=146,000円、均等割10,500円×1人=10,500円、計156,500円※上限が8万円なので8万円
合計637,200円
千代田区と世田谷区では医療分と支援金分が全く同額であるため、介護保険料だけでは大した差はつきませんが、武蔵野市は所得割の比率が高く均等割の比率が低い設定になっている関係で、この例のような少人数の場合には、23区との差がつきやすくなっています。23区が安いのか武蔵野市が高いのかはわかりませんが、差は決して小さくないと言えます。
国民健康保険料(税)についてのまとめと注意点
保険料が高くても住みたい場所はある!? |
もし賢い消費者でありたいなら、少しでも負担の少ない所に住むと良いですが、いくら国民健康保険料(税)が安くても、食料品などの生活コストが高い地域では、かえって家計が苦しくなってしまうことも考えられます。引っ越す予定のある人は、国民健康保険料(税)の内容だけで住む場所を決めるのではなく、判断ポイントの一つ程度にして下さい。
第二弾東京多摩地区国民健康保険料調査2009!で東京の他のエリアも調査しましたので、そちらもあわせてご覧下さい。
※記事で取り上げた各自治体の計算式や料率は平成21度の内容(7月26~28日にホームページで調査)です。例ではその内容をもとにガイドが計算しましたが、計算上の解釈に誤りがないとは言い切れません。自身の具体的な保険料(税)や計算方法については、必ず各区役所・市役所へ確認して下さい。
【関連リンク】
・ 国民健康・介護保険料ランキング!東京編1(All About 医療保険)
・ 国民健康・介護保険料ランキング!東京編2(All About 医療保険)
・ 国民健康・介護保険料ランキング神奈川編1(All About 医療保険)
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・ 公的な医療保障制度の内容を確認(All About 医療保険)
・ 治療費を払わないモンスターペイシェント(All About 医療保険)
・ 厚生労働省『平成19年度 国民健康保険(市町村)の財政状況について=速報=』
・ 社会保険庁『公的医療保険制度の体系』