1日21万円の病室も!

1日21万円の病室も!
入院したら、差額べッドっていくらかかるのでしょう。
「入院した時の差額ベッド代だけでも確保したい」と考えて医療保険に加入する人は多いでしょう。一体いくら位が相場なんでしょうか?

差額ベッド代って何?
病院には大部屋と呼ばれる6人部屋の他に、個室、2人室、3~4人室等があります。大部屋は、公的医療保険(国民健康保険や組合管掌健康保険、政府管掌健康保険、共済組合など)が適応されるので、自己負担はありません。しかし、大部屋以外の部屋に入院するとその差額、いわゆる差額ベッド代が全額自己負担となります。

豪華な特別室
差額ベッド代がかかる部屋は全体の約15%ですが、中には国内外のVIPが利用する特別豪華な個室もあります。

東京慈恵医大病院 21万円 131平方メートル 防弾ガラスや北欧直輸入の応接セットがある
東大病院 18万9,000円 155平方メートル 会議室や応接室、談話室、受付まである
NTT東日本関東病院 12万6,000円 63平方メートル ベッドルームの他にキッチン付の別室がある

病室……というより、豪華なホテル、マンション、オフィスのようですね。こんな部屋なら快適な入院生活が送れそうです。個室の料金にも、地域差があり首都圏、大都市では高い傾向にあります。では、平均的な個室とはどんな病室でしょうか?

差額ベッド代の相場は?
差額ベッド代が必要な部屋の6割が個室です。一人当たり6.4平方メートル以上の面積が必要とされていますから、小さな個室でも最低でもベッド1つ分にイス、収納棚があるスペースは確保出来そうです。料金は、どうでしょうか?

以下は、豪華な個室から4人室までの、差額ベッド代がかかる部屋の料金を表にしたものです。

1,000円以下 11.2%
1,001円~2,000円 16.8%
2,001円~3,000円 15.9%
3,001円~4,000円 11.1%
4,001円~5,000円 11.6%
5,001円~10,000円 22.3%
10,000円超 11.3%
※平成14年度厚生労働省保険局医療課調べ

差額ベッド代が必要な部屋の平均額は、約5,000円です。1日5,000円でも、10日で5万円、1カ月で15万円と入院が長引いて差額ベッドが必要な部屋にいればそれだけ自己負担は大きくなります。

差額ベッド代、いらない時もある?
差額ベッド代のかかる病室の利用は、患者の希望と同意がなければいけません。厚生労働省の通達では治療上の必要から特別室に入る場合は差額ベッド代を請求出来ない事になっています。例えば、次のようなケースが考えられます。

『急患で今すぐ入院の必要があるが、大部屋がいっぱいで個室しか空きが無い』
『大部屋では治療上の機材が置けない』
『治療上無菌室に入る必要がある』
このような場合は、「病院の都合なので原則、差額ベッド代は請求しない」と説明するのは東京社会保険事務局。しかし、実際は急患で「個室しか空いていません」と病院で言われ個室に入る事に同意しサインすると、患者自ら希望したことになり差額ベッド代が必要になります。

そして、緊急入院のために病院に運ばれ個室しかないと言われ「大部屋でもいいです!」「差額ベッド代はこの場合いらないんですよね!」と尋ねると病院側は「困りましたね」「払って頂かないと困ります」を繰り返すケースも多く、トラブルを避けるために同意書にサインをするケースが後を絶ちません。

入院日額いくらにする?次のページでは、その他の入院にかかるお金を見てみましょう。