医療保険

医療保険には入っていませんが、万が一の病気に備える貯蓄はどれくらい準備しておけばよいですか?

お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は、保険に入っていない人が備えておきたい貯蓄額について専門家が回答します。専門家に質問したい人は、コメント欄に書き込みをお願いします。

深野 康彦

執筆者:深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニックガイド

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お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は、保険に入っていない人が備えておきたい貯蓄額について専門家が回答します。専門家に質問したい人は、コメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:医療保険に入っていないのですが、病気になったときに備える貯蓄はどれくらい準備しておけばよい

「健康体の私は医療保険には入っていません。万が一の病気に備える貯蓄はどれくらい準備しておけばよいでしょうか? 100万円は準備しました」(匿名希望)
 
病気になったときの備えとして、いくら準備しておけばいい?

病気になったときの備えとして、いくら準備しておけばいい?

 

A:まずは自分はどういった医療を受けたいのかを考えた上でお金の準備をしましょう。私の場合は100万円で足りました

そもそもの考え方としておさえておきたいことは、医療費には「かける医療費」と「かかる医療費」があるのです。「かかる医療費」とはその病気を治療するために、最低限かかってしまう費用のことです。この場合は、会社員や70歳未満の人だったら3割負担ですむ公的な健康保険制度や、月の医療費負担が一定額でおさまる高額療養費制度等を使うこともできます。

「かける医療費」とは、おもに健康保険制度等ではまかえない自費で負担となる医療費のことです。例えば病気で入院する際には大部屋ではなく、希望して個室に入りたいときは個室代金(差額ベッド代)がかかりますし、名医にかかりたい場合や、自費診療の先進医療を受けたい等の場合は、通常の治療よりもお金がかかりますよね。

まずはどんな治療を受けたいのかを考えておきましょう。病気になったときに特別な治療を望む場合は、医療保険で備えるということも必要になるでしょう。もしくは、最低限の治療でよく、その費用が貯蓄で準備できるようなら、医療保険に入らなくても問題ないと思います。

100万円準備すれば、足りるのかどうかということですが、自分と家族にとって「かける医療費」と「かかる医療費」について、まずは考えた上で、万一、病気になったときの医療費についても事前に目安を調べ、金額を準備しておいてはいかがでしょうか。

ちなみに、私は20年前に保険をすべて解約しましたが、そのときには家族4人の医療費として100万円を口座に準備しましたよ。20年たちましたが、私の場合は100万円で十分でした。

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