乳がんの治療で乳房を摘出した時、失った乳房を再建する方法があります。高額な費用がネックとなっていましたが、実は医療保険やがん保険の中に、乳房再建費用を保障する保険があります。最近は健康保険の適用になるとのニュースもありました。乳房再建への備えとして、最新情報をまとめました。

乳がんになる人の人数は? 

下記グラフは、5歳刻みでの年齢による乳がんの総患者数を表したものです。

※総患者数(傷病別推計)とは、調査日現在において、継続的に医療を受けている者(調査日には医療施設で受療していない者も含む。)の数を次の算式により推計したものです。
総患者数=入院患者数+初診外来患者数+再来外来患者数×平均診療間隔×調整係数(6/7)

乳がんの年齢階級別総患者数

資料:厚生労働省平成23年患者調査


乳がんの患者数は、厚生労働省の平成23年患者調査によると約19万4000人となっています。そのうち約19万2000人が女性であり、年齢ごとにみると30歳代から徐々に増えていき、40~44歳で1万4000人、45~49歳で1万8000人、50~54歳で2万2000人、55~59歳で2万3000人、60~64歳でも3万1000人となり、この間の患者数で全体の半数を超える約10万8000人となっています。

ちなみに、女性にとって最も患者数の多いがんは乳がんで、次に多いのが結腸がんの約7万5000人、その次に胃がんの約6万3000人、さらに気管・気管支および肺のがん約5万人と続いています。

乳房再建手術とは?

乳がんになり乳房の切除術を受けた時に、乳房の形状等を再建するための手術のことです。医療保険やがん保険で保障の対象になるのは、原則として治療を目的とした入院や手術等であり、この乳房再建手術は容姿を美しく整える手術とみなされるため対象外ともいえますが、女性にとってはとても大切な手術であることから、保障の対象にしている医療保険やがん保険があります。

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