国民医療費はとてつもなく巨額!
国民医療費はとてつもなく巨額!
日本では多くの国民が将来の年金や高齢化による医療等の社会保障に不安をもっています。医療では公的な保険制度だけでは経済的安心感を得られないため、自己負担分や治療費以外の支出に備えて、多くの人が医療保険やがん保険等に加入しています。

では、何故医療等の社会保障が不安なのでしょうか?

簡単に言えばお金が足りないからです。そこで今回は医療費の現状について調べてみました。

日本の国民全体の医療費は何と33兆円!!……1P
国民医療費は半世紀で約139倍に!!……2P
薬局調剤医療費が15年で6.6倍に!!……3P
国民医療費の現実を踏まえた医療保障の考え……4P


日本の国民全体の医療費は何と33兆円!!

厚生労働省の平成18年度国民医療費の概況によると、平成18年度の1年間の国民医療費が33兆1276億円となっています。あまりにも数字が大きいので、他のものと比較してみると、日本で一番時価総額が大きいトヨタ自動車株式会社が約10兆円なのでその3社分、また年収が500万円ならその約662万年分の収入と同じくらいの規模と言えます。ちなみに総人口で割ると、一人当たりは約25万9千円になります。

表1:平成18年度財源別国民医療費と構成割合
国民医療費公費保険料(事業主)保険料(被保険者)患者負担
33兆1276億円12兆1274億円6兆6923億円9兆5322億円4兆7555億円
100.0%36.6%20.2%28.8%14.4%
資料:厚生労働省『平成18年度国民医療費の概況』

そのうち患者負担が4兆7555億円で、全体の14.4%を負担していることになります。健康保険の自己負担は3割なのに何故と思うかもしれませんが、年齢等によっては3割よりも少ない自己負担の人もいるので、それが反映されていると思われます。

さらにほとんどの人は保険料を払っています。表1では被保険者の保険料が9兆322円となっていますが、これも治療する前段階での自己負担と言えます。被保険者の負担割合が28.8%であり、患者負担とあわせると、43.2%も国民が直接負担していることがわかります。健康保険の自己負担が3割の人は結局5割以上の医療費を直接負担していると考えられます。


次に国民医療費の過去からの推移をみてみましょう。