大学生の奨学金
申込み時や返済時の注意点・落とし穴
奨学金を申し込むときや返済時に知っておきたい注意点について、わかりやすく解説します。
記事一覧
奨学金の新たな返済方法「所得連動返還」に注目
ガイド記事久米 忠史負担感が大きい現行の奨学金返済制度現行の制度では、奨学金の借りた総額により月々の返済額が決められます。つまり、借りた総額が同じであれば、卒業後の収入が高い人も低い人も毎月の返済額が同じということです。高収入の人にとっては大した問題ではないでしょうが、経済的に厳しい人にとってはその負担は大きなものとな...続きを読む
奨学金の返済利率「固定と見直し」どっちが得?
ガイド記事久米 忠史奨学金、返済利率の算定方式と選ぶポイント多額な奨学金の借り入れには、利率の算定方法も重要なポイントになる日本学生支援機構の奨学金を申し込む保護者から最も質問の多い項目が、有利子奨学金の返済利率の算定方式についてです。実は、奨学金の利息は一般のローンと比べて特殊な仕組みとなっています。今回は、そんな奨...続きを読む
奨学金返済の注意点「返済猶予制度を理解すること」
ガイド記事久米 忠史前回の記事では、奨学金を滞納した場合のペナルティーついて解説いたしました。では、返済が苦しくなった場合はどうすればいいのか?3種類の返済猶予制度日本学生支援機構では、返済が苦しくなった人のための3種類の返済猶予制度を設けています。これらの猶予制度の申請基準は昨年までは、給与所得者で年収300万円以下...続きを読む
奨学金返済の注意点「ペナルティー制度を知ること」
ガイド記事久米 忠史前回の記事では、奨学金の月々の返済額について解説いたしました。では、もし返済しなかったらどのような事態になってしまうのでしょうか。金融事業的手法が導入された現在の奨学金我が国の奨学金は、戦中の1943年に設立された大日本育英会が始まりとされています。その後1953年に日本育英会と名称変更され、長らく...続きを読む
奨学金返済の注意点「返済額をイメージすること!!」
ガイド記事久米 忠史「大学生の就職難」=「奨学金の返済に苦しむ」という構図日本学生支援機構の調べでは、2011年度時点での奨学金の滞納者数が35万人、滞納額は876億円まで膨れ上がっています。奨学金の滞納問題の背景には、大学生の就職難や非正規雇用の増加など雇用環境が大きく関係していることが明らかです。文部科学省の調べで...続きを読む
奨学金の落とし穴対策・ろうきんの入学時必要資金融資
ガイド記事久米 忠史高校時代に奨学金を予約申し込みしていても、その支給が始まるのは大学入学後の4月以降となっています。そのため合格発表後に必要な納付金対策として、多くの家庭では教育ローンを活用していることを前回の記事でお伝えしました。教育ローンの借主は保護者となることが一般的ですが、実は日本学生支援機構の奨学金と連動し...続きを読む
奨学金の落とし穴対策~教育ローンのポイント~
ガイド記事久米 忠史奨学金の落とし穴対策奨学金の最大の落とし穴といえるのが、その支給開始時期であることを前回の記事でお伝えました。奨学金の支給開始が進学後ということは、合格発表後に必要な納付金を奨学金以外の方法で用意しなくてはいけません。実は、この入学前の納付金が多くの家庭にとって悩みの種になっています。今回は、奨学金...続きを読む
奨学金の落とし穴(2)学校の種類と支給開始時期
ガイド記事久米 忠史「えっ!うちの子どもが進学する学校は奨学金が使えないの!?」このように驚かれるお母さんに時々お会いします。実は学校の種類によっては、国の奨学金が利用できないことがあるのです。国の奨学金が利用できない学校日本学生支援機構の奨学金は全国の大学・短期大学・専門学校で学ぶ学生が対象です。そういう意味では、ほ...続きを読む
奨学金の落とし穴(1)成績と奨学金の関係
ガイド記事久米 忠史奨学金は1年更新!!手続きを忘れずに!!高校を通して予約採用で日本学生支援機構の奨学金を申し込んだ学生は、大学に入学後すぐに最終手続きとなる「進学届け」を提出しなければなりません。奨学金の借主である学生自身が「進学届け」を提出して、はじめて正式に奨学生としての採用が決まるのです。つまり、予約採用で採...続きを読む