不動産売買の法律・制度
不動産売買の法制度(9ページ目)
最低限知っておきたい住宅・不動産の法律について解説します。建築基準法や都市計画法、住宅品質確保促進法やその他法制度について、一般の人にも知ってもらいたいものを紹介します。
記事一覧
借りているマンションを買うことはできる?
ガイド記事平野 雅之賃貸借契約によって借りている部屋が気にいったのであれば、その部屋を購入するというのもひとつの考え方ですが……。いま住んでいる街が好きで実家にも近いため、この周辺でマンションを探していたのですが、なかなか条件に合う物件がありません。現在は分譲タイプのマンションを所有者から借りており、少し家賃が高いもの...続きを読む
国土法による土地取引規制とは?
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.61】「国土の総合的計画的な利用を図り、地価の安定を図ること」を目的として、昭和49年に施行されたのが国土利用計画法(通称、国土法)です。バブルで地価が高騰していたときには、国土法による「監視区域」の規定にもとづき、100平方メートル以上(自治体により異なる)の土地...続きを読む
隣家の屋根が越境していたら……?
ガイド記事平野 雅之購入しようとする土地や一戸建て住宅の敷地に、隣家の屋根などが越境していることは意外と多いものです。購入を検討している敷地があるのですが、よく見ると隣家の屋根の先と雨どいが敷地の境界線からはみ出しているようです。不動産会社の人を通じて売主に聞いてもらったところ、「若干は越境しているがこれまで隣家の人と...続きを読む
特別用途地区とは?
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.60】都市部の多くを占める市街化区域には、原則として用途地域が定められています。この用途地域に似た用語として「特別用途地区」「特定用途制限地域」などがあり、都市計画法や建築基準法に馴染みがない人は、少し混乱するかもしれません。今回はそのなかで主に「特別用途地区」のあ...続きを読む
敷地の前の邪魔な電柱は動かせるの?
ガイド記事平野 雅之電柱の地中化整備が進めばいずれは解消する問題なのでしょうが、現状では敷地の前面などに電柱があって建築の際に邪魔になるケースも多いものです。古い家屋が建っている中古住宅を購入して、その敷地に新築することを検討しています。しかし、隣地との境界から約1メートル程のところに電柱が立っていて、希望するプランの...続きを読む
風致地区ってなに?
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.57】風致地区とは、都市の風致を維持するために定められる地区で、都市計画区域内の住環境の優れた地域において指定されます。その規定は都市計画法第58条第1項にもとづいていますが、具体的な制限の内容は都道府県の条例で定めることになっています。ここでは風致地区のあらましを...続きを読む
抵当権が設定された物件は危険?
ガイド記事平野 雅之抵当権が登記された物件は一般的です。もし、抵当権を残したままで売買をすれば、大変なトラブルに発展する危険性もありますが……。中古住宅を購入しようと考えて物件を探しているところですが、親戚の者から「抵当権が設定された物件は自分の権利を失うことがあるから気をつけるように」と言われました。どのような点に気...続きを読む
土地区画整理法と土地売買のポイント
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.55】古くからある住宅地や、雑然と宅地開発が進められてきたようなところでは、細街路が入り組んでいたり、それぞれの土地の形がいびつになっていたりすることがよくあります。また、そのような街区ではライフライン設備の改善や整備がスムーズに進まないことも多いでしょう。そのよう...続きを読む
近くに墓地があれば重要事項として説明される?
ガイド記事平野 雅之あまりこの類いのご質問がエスカレートしても困ってしまうのですが、以前に紹介した「ゴミ屋敷」に続き、今回は「墓地」についてのご質問をいただきました。なお、ここでは「人間の墓地」についての考察を進めることにします。動物のお墓については考え方の異なる部分もあるため、この記事の内容がそのまま当てはまるわけで...続きを読む
地番と住居表示の基礎知識
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.54】あなたが住んでいる家の住所は「○○町○丁目○番○号」でしょうか?それとも「○○町○丁目○番地○」ですか?この講座の≪不動産登記記録の基礎知識≫や≪公図の正体≫でも簡単に触れましたが、土地の登記や売買取引などには「地番」が用いられます。そして、住所が「○番地○」...続きを読む