自動車保険/自動車事故の対応はこうする

交通事故、まず対応すべきこと(2ページ目)

突然起きる交通事故。自動車保険は万一の事故に備えて加入しておくものですが、被害者となるか、加害者となるかでだいぶ状況が変わってきます。事故が起きた場合、何をどうすればいいか確認しておきましょう。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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保険会社の担当者は事故現場には来ない

保険会社の事故対応の担当者は後日あらためて現場を確認したり、当事者に話しを聞いたりしても、事故現場に来ることはありません

保険会社の事故対応の担当者は、後日改めて現場を確認したり、当事者に話を聞いたりしても、事故現場に来ることはありません

せっかく自動車保険に入っているのですから、事故現場に担当者に来てもらいたいところです。ところが、代理店型、通販型を問わず、保険会社の担当者が事故直後の現場に来ることはまずありません。

理由は、その時点で保険会社の人間が来ても、やることがないためです。

「え? じゃあ示談はどうなるの?」……実は保険会社同士の示談交渉は、過去の判例に基づいて行われ、過失割合を決めています。「車両同士の事故」「歩行者と車両の事故」といったケースごとに、交通事故の形態別に細かく分類されている資料が元になります。共通の資料を使うため、保険会社の大小や代理店型、通販型 の違いに関係なく、公平に過失割合が導き出されます。

事故現場にやってくるのはロードサービス

保険会社の「事故対応サービス拠点数」は多いほど良いと思われがちですが、実際には関連会社のサービス拠点や事務処理の部署も数に入れている保険会社もあります。本当に身近にサービス拠点があるかどうかは、契約前に直接保険会社に確認しておきましょう。

事故の場合に頼りになるのはサービス拠点よりも、ロードサービスです。保険会社はロードサービス会社、修理工場などと提携していますが、身近な提携先はど こか、提携先はいくつあるかが重要。事故の場合、車両にトラブルがあれば駆けつけてくれるのはロードサービスですから、しっかり確認しておきましょう。

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