事故で損害が発生したとき、保険を使わないほうがいい場合も

車を運転していて誰かに大ケガを負わせてしまったり、建物を大破してしまったり……そんな場合の損害額は数百万から数千万円、死亡時や後遺傷害時には億単位となるケースもあります。

大事故は保険で、少額の損害は自腹で、というのがスタンダードとなりそうです。その理由を詳しく解説します。

等級の大きさで保険料が決まる!しかも事故アリはかなり不利

一般的な自動車保険はノンフリート契約というタイプで、1等級から20等級の間で等級が割り当てられます(保険会社により等級の数値、割引率は異なります)。加入時は6等級(2台目の車で一定条件を目指せば7等級)からスタートとなり、1年間無事故か保険を使わなければ1等級アップします。
通常はブルーの無事故係数が適用。事故を起こし保険を使うと翌年はレッドの事故あり係数にundefined※クリックで拡大

通常はブルーの無事故係数が適用。事故を起こし保険を使うと翌年はレッドの事故あり係数に ※クリックで拡大


事故で保険を使うとかなり厳しいことに

画像の代替テキスト
自損事故で愛車のバンパーがへこんだ…といった軽い事故なら保険を使わないという選択肢が当たり前になりそうです
上の図にもあるとおり、等級は「事故ナシ」「事故アリ」に分類されています。

ブルーの事故ナシ(無事故係数)
11等級 -47%

事故で保険を使う

ブルーの事故ナシ(無事故係数)
8等級 -40%
……ではなく……

レッドの事故アリ(事故有係数)
8等級 -21%!


保険料は等級のみで決まるわけではありませんが、「事故アリ」等級になったことで大幅に値上がりしてしまうことは目に見えています。しかも、事故アリ等級は1年目だけでなく2年目、3年目と継続していくのです。

3年間無事故で過ごすことで、ようやく元の「事故ナシ」等級に戻ることができるという仕組みです。さらにこの事故アリは、どこの保険会社に行っても引き継がれます。

保険を使うか使わないかの判断基準は?

大事故はさておき、10万円前後の損害の場合、保険を使うか使わないかは以下の手順で判断することをおすすめします。

  1. 保険会社の担当者に保険を使った場合と、保険を使わなかった場合の保険料を試算してもらいます。
  2. 両方の差額を確認。
  3. 受け取れる保険金と差額を比べて最終判断。

保険を使ったほうが得か、使わないほうが得かを保険会社の担当者に相談する時は、1年目だけでなく2年目、3年目も含めて計算するのが絶対条件です。

1等級だけ下がり1年間割高になる事故もあります>>>