盗難されやすい車とは?盗難されやすい、その理由は?2018年の最新版

愛車が盗まれる……車両保険に加入していても辛く、悲しい出来事です。

盗まれる車の最新ランキングは?またなぜ盗まれるのか?日本損害保険協会の「自動車盗難事故実態調査結果」から、その傾向がハッキリ見えてきました。これらを知ることで対策が立てられそうです。
 

車名別の盗難件数ワースト14とは?1位はプリウス

以下、「2017年度 自動車盗難事故実態調査」(2018年3月発表)から、車両本体盗難の件数を多い順に並べたものです(カッコ内は構成比)。調査対象期間は2017年11月に保険金支払いを行った車両本体盗難278件、車上ねらい・部品盗難577となります。

車両本体盗難

1位 プリウス 62件(22.3%)
2位 ランドクルーザー 32件(11.5%)
3位 ハイエース 28件(10.1%)
4位 レクサス 25件(9.0%)
5位 スカイライン 14件(5.0%)
6位 クラウン 11件(4.0%)
7位 アクア 9件(3.2%)
8位 キャンター 7件(2.5%)
8位 フォワード 7件(2.5%)
10位 マーク 6件(2.2%)

8位は同率で計10台がベスト10となりました。なお、この統計は全て保険金を支払った事案に限られています。そのため、車両保険に加入していない場合や重大な過失などで保険金が支払われていない場合はカウントされていません。

 

グレードの高い高級車、もしくは多数の人が乗っている人気車に盗難が発生

ランキング11位以降の盗難されやすい車は次のようになっています。

11位 アルファード 5件(1.8%)
11位 ヴェルファイア 5件(1.8%)
11位 エルフ 5件(1.8%)
14位 インテグラ 3件(1.1%)
14位 エブリィ 3件(1.1%)
14位 カローラ 3件(1.1%)
14位 セルシオ 3件(1.1%)
14位 ファイター 3件(1.1%)
14位 レンジャー 3件(1.1%)

ランキングを見ると、一部例外もありますがグレードの高い高級車、もしくは多数の人が乗っている人気車に盗難が発生していることがわかります。そのなかで、盗難被害に遭いやすいトップ3の車種がプリウス、ランドクルーザー、ハイエースです。近年のランキングを確認してみましょう。
 

2015年度

1位 プリウス 62件(19.9
2位 ハイエース 55件(17.6%)
3位 ランドクルーザー 23件(7.4%)

2016年度

1位 プリウス 59件(19.7%
2位 ハイエース 43件(15.5%)
3位 ランドクルーザー 28件(9.3%)

 

3年連続1位のプリウスは国内外で人気の車種です。またハイエース、ランドクルーザーともに機動力、積載力に優れた車種です。しかし同タイプの車は他社からも発売されていますが、なぜこの3車種が狙われ、そして盗難されてしまうのでしょうか?

ワースト3位の車種は海外での人気が高い

不法に解体され、不正輸出される盗難車。自動車窃盗団に盗まれてしまうと、残念ながら発見されることは稀です。

不法に解体され、不正輸出される盗難車。自動車窃盗団に盗まれてしまうと、残念ながら発見されることは稀です

同調査によると、2017年11月には保険金を支払った自動車盗難が278件あり、1件あたりの支払い保険金は253万2000円でした。

自動車盗難278件のうちプリウスが62件、ランドクルーザーが32件、ハイエースが28件と、この3車種で全体の約43.8%を占めています

上位の3車種はいずれも「TOYOTAブランド」であり、海外でも認知度が高いことがわかります。ブランドに加え、市場流通量の多い車種も、その人気から窃盗犯に狙われる傾向にあります。その理由を車種別に分析してみます。

●プリウス
2014年11月調査から盗難件数1位へ浮上。国内外で人気を集めている。

●ランドクルーザー
「TOYOTAブランド」の代名詞でもあり、海外で特に人気の高い車。その人気は衰えを知らず、窃盗犯のターゲットに。

●ハイエース
耐久性に優れ、部品の汎用性があり海外で人気。また車齢5年以上のタイプが狙われる傾向。古いタイプは盗難防止装置が手薄なことも理由の一つでは。

 

盗難のプロに対抗する手段は?

以前から「ランドクルーザーは盗難されやすい車」というのが保険業界の共通認識でした。車両保険に加入するオーナーには、相応の保険料を支払ってもらい、さらに盗難対策の呼びかけをしてきました。

しかし、エコの観点からも一般に人気のプリウス、業務用にも使われるハイエースがワースト3の常連であることは、深刻な事態です。

対抗する手段としてはイモビライザー(盗難防止装置)の設置に尽きるでしょう。年式が古ければ、バー式ハンドルロックやセンサー式警報装置、GPS追跡装置などで対策を。少しの手間とお金をかけることで、盗難されにくい車にすることができそうです。

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