歩行者と車の事故、過失割合はどうなる?

加害車両が100%の過失となるケースには「歩行者が信号の無い横断歩道を横断中」「歩行者が青信号で横断中」などがあります。しかしそれ以外のケースでは意外と歩行者にも過失が発生します。

よくある事故における歩行者の過失割合

過失割合は「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」にて定められています。が、あくまで基準なので細かな状況の違いにより変化します

過失割合は「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」にて定められています。が、あくまで基準なので細かな状況の違いにより変化します

歩行者は交通弱者とみなされ、事故時には車両側に大きな過失が認められる傾向にあります。歩行者と車との事故時、具体的な過失割合の基準の例を見てみましょう。

●信号の無い横断歩道を横断中
歩行者の過失割合:0
車の過失割合:100

●歩行者が青信号で横断中
歩行者の過失割合:0
車の過失割合:100

●歩行者が赤信号、車が黄信号で横断中
歩行者の過失割合:50
車の過失割合:50

●横断歩道のない一般道路を横断中
歩行者の過失割合:20
車の過失割合:80

全ての事故が上記の通りになるわけではありませんが、過失割合の認定基準はこのようになっています。

過失割合で受け取れる保険金が変わる

被害者(歩行者)の立場から、過失割合がどのように影響するか考えてみます。例えば損害賠償が1億円だった場合、次のとおりです。

●過失割合が車:100 歩行者:0
歩行者が受け取れる保険金=1億円

●過失割合が車:80 歩行者:20
歩行者が受け取れる保険金=8000万円

●過失割合が車:50 歩行者:50
歩行者が受け取れる保険金=5000万円

歩行者より車両の過失が大きくなる傾向とはいえ、状況次第では受け取れる保険金がかなり減少してしまいます。治療やその後の生活に1億円が必要なのに5000万円しか受け取れないのは非常に困ってしまいます。歩行者であっても交通ルールは絶対に重視すべきです。

道路で寝たり、しゃがんだりするともっと大変なことに>>