大雪に備えて、我が家の火災保険の内容をチェック

火災保険、雪災の補償のポイント

火災保険、雪災の補償のポイント

近年、全国各地で大雪による被害がでています。雪国だけに限ったことではなく、都心部でも雪でカーポートなどの付属設備に被害がでることがあります。

こうした自然災害に対処するのが火災保険。大雪による被害がでたとき、火災保険でどう補償され、自己負担が発生するかどうかについても確認していきましょう。

雪害は火災保険の基本補償に含まれる

最初に、火災保険で雪害が補償内容の有無について確認します。一般的に雪害による補償は火災保険で補償されています。火災保険上は「雪災」という表現をしますが、たいてい「風災・雹災・雪災」とこれら3つの補償はセットになっています。

現在では損害保険各社でさまざまな火災保険を販売していますが、損害保険会社が主軸で販売しているような火災保険は、雪害による補償は一般的に補償されているケースがほとんどです(補償を選べる火災保険では一部この補償を除外できるものがあります)。

また古くからある火災保険に住宅総合保険、店舗総合保険などがあります。住宅購入時にこれらの保険で長期契約(35年など、今は最長10年)している人もいるでしょうが、これらの火災保険も同様に雪災は補償されています。

建物、家財、塀、カーポート…火災保険でどう補償される?

次に、雪による損害があった場合に、火災保険で何が補償されるか確認しておきましょう。当然のことながら、火災保険の目的に含めていなければ通常は補償されません。

住宅物件であれば、建物あるいは家財が保険の目的になります。店舗併用住宅などの一般物件であれば、これらに加えて商品や設備什器なども保険の目的に含めることができます。いずれにしても保険目的に含めることで補償の対象になります。

なお、建物を保険目的にした場合、通常は付属設備等も対象になります。具体的には門や塀、物置、車庫、カーポートなどが付属設備に該当します。大雪の際にカーポートが屋根ごとつぶれるケースがありますがこれも対象です。

雪災によって破損したものがあれば、その修理代、仮に建物が雪で全壊することがあればその再築にかかる費用がカバーされます。

雪災に免責金額=自己負担はあるのか?

風災・雹(ひょう)災・雪災の保険金の支払いでは、自己負担が発生するケースがあります。特に住宅総合保険など古いタイプの火災保険や、現在販売されている火災保険にも雪・風・雹それぞれの補償で「損害額が20万円以上となった場合」という契約になっていることがあります。

つまり、損害額が20万円未満であれば火災保険の支払い対象とならず、20万円以上になった場合に被害額の全額を支払うという補償です。

大きな損害があれば20万円という金額を気にする必要はあまりありません。例えばカーポートだけの被害であれば、修理費用次第で自己負担が発生しますので注意が必要です。昔からの火災保険であるほど20万円という制限は付帯されていますので、何十年も前に家を買って長期で火災保険に加入している人は補償内容をチェックしておきましょう。

免責金額20万円未満では保険金は絶対でない?

雪害で自己負担が発生するようなものでも、20万円以上など一定額以上の補償をするものもあればそうでないものもあります。例えば最初から自己負担(免責金額)を0万円、1万円、3万円、5万円、10万円などに自分で選択できるタイプも増えています。

最近の大手を中心とした損保各社の独自商品には、このタイプが主流です。また「損害額が20万円以上の場合」となる火災保険でも、これを無し、つまり自己負担無しにできる火災保険もでています。

ただし、自己負担を1万円、3万円などで選択する火災保険は、雪災などだけではなくたいてい補償全体にわたります。つまり例えば火災や落雷、盗難などでも免責金額5万円に設定したら、常に5万円は自腹になります。

雪災の補償プランの考え方

自分の住まいにまつわる雪災リスクと保険料のバランスを考慮して検討してみましょう。最近の火災保険は各社バラバラですが、ある程度の金額まで自費で支払うという考え方も補償プランを考える上では合理的です。

カーポートが潰れてしまう被害があると、火災保険とは別に自動車にも損害が発生するので(車両保険が必要)こうした点も気をつけておきましょう。最初にお話したように「風災・雹災・雪災」はワンセットです。

3つの災害リスクを総合的に考えて補償内容や免責金額などプランの設計をしてください。地域性や発生率などが関係してきますから、例えば雪災は関係なさそうだが、風災は重要という判断などもでてきます。

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