損害保険/損害保険(その他)についても知ろう

逃げたつもりはなくてもひき逃げになるの?(3ページ目)

相手の男の子は大したケガもなかった。本人に大丈夫と確認して商談に向かった。急いでいたが逃げたわけではない。こんなケースでもひき逃げになることがあるのでしょうか?

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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警察は勘弁してと頼まれたらどう断る?

交通事故の現場では相手に頼まれごとをされることもあります。このときの判断もあとで重要になることもあります。

交通事故の現場では相手に頼まれごとをされることもあります。このときの判断もあとで重要になることもあります。

それでも事故の現場で頼まれたら断りにくいこともあるでしょう。実際に交通事故現場では、いまこの記事を読んでいるように、じっくり考えて判断できる状況なわけではありません。

そんなときは、損害保険会社や保険代理店などの専門家に連絡して指示に従いましょう。「保険会社が必ず警察に届けるように言っている」など、第三者を引き合いに出せば割と断りやすいでしょう。
 

警察への届出がないとどうなる?

損害保険会社の対応が難しくなることもありますし、また後からでもいいから届出してくれと言われることもあります。

ただ、後から届出するのは結構大変です。警察やその担当者によって若干対応は異なるでしょうが、事故から日が経っていると受け付けてもらえないこともあります。また、わざわざ事故相手と一緒に時間を合わせて警察に行かなければなりません。

事例のような人身事故ではなく、物損事故のみの場合はどうでしょう。本当に軽微な物損事故だけなら、相手の免許証を確認してそれだけで済ませてしまうようなケースもあるでしょう。損保会社でも、こうしたケースなら警察の届出なしでも対応することもあるようです。

それでも中には事故現場での話を後から覆す、知らぬ存ぜぬ、約束を反故にする人などもいます。人身事故でも物損事故でも警察を呼んでおきましょう。

事故の当事者(加害者でも被害者でも)になった場合、自分を守る意味で最低限警察の届出は必要だと肝に銘じてください。
 

損害保険ガイドから今回のポイント

「ちょっとくらいなら」でもひき逃げと見なされることはある。迷ったときには正規の形をとるのがベター。交通事故があったら警察には必ず連絡しよう。

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