料理はアグリツーリズモのお楽しみのひとつ
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トスカーナの伝統的な台所には、炭火焼コーナーもある |
アグリツーリズモの醍醐味は、有機食材を使った「美味しいイタリア家庭料理」。
食べるだけではなく、作り方を教えてもらいながら一緒に作って覚える
料理レッスン付きの
アグリツーリズモもあります。
ヴェッチさん家のアグリツーリズモでは、グルメなオーナー・ヴェッチさんが
トスカーナ料理をレクチャー。たいていはマンマの料理教室なんですが、ここは、
「男の厨房」。ワインやサングリアを片手に、豪快に教えてくださいます。
ヴェッチさんのトスカーナ料理教室は体育会系?
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「僕のアシスタントにしたい~!」 |
「今回、初めて日本人の女の子たちに教えたんだけど、よく働くし、覚えもいいし、それに、
丁寧でビックリした!これからは、日本人とだけ仕事したいよ」
ヴェッチさんにそんな言葉をもらさせたのは、日本からアグリバカンスにやってきた
佐久間さんと依田さんのお2人。片言の英語と、覚えたてのイタリア語で3人仲良く料理している姿は、
ほほえましいというか、漫才のようで楽しい。
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巨大フライパン!絵本「グリとグラ」を思い出す |
「ジーラ!GIRA!」とヴェッチさんの野太い声に指導され、
「ジーラね、ハイハイ。」と鍋をかき回す佐久間さん。「ジーラ」というイタリア語は、
ヒマワリ畑を見て「ジーラソーレ。ジ・ラ・ソーレ」(girasole=ヒマワリ)と何度も繰り返し聞かされて、
覚えた単語。ジーラは、イタリア語girare=回す、回るの意味があります。ソーレは太陽。
そのまんま「陽・回り」ってこと。こんな風に体験しながら覚える単語は身につきますねぇ。
トスカーナ料理2品のレシピをご紹介
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肉の旨みでゆであげたパスタ |
今回習ったメニューはアグリツーリズモのある
ディコマーノ地方の「サルサ・ディ・ジコマーノ」と、
「ポルペッティ」。
~サルサ・ディ・ジコマーノ~
短いパスタに絡めてプリモピアットとしていただきます。
【作り方】
1.厚めに切った
プロッシュートを角切りにして、オリーブオイルを熱したフライパンで炒める。
2.
サルシッチャの皮をとり、中身を1にちぎりながら加える。
3.
ひき肉もちぎりながら2に加えて炒める。
4.3のフライパンに塩・唐辛子を入れ、強火にし、
白ワイン(シャルドネ)を一気に加える。
5.煮立ったら、塩を入れ、弱火で煮込む。
6.5に
トマトを小さく切りながら加える。
7.ジーラ!かき回しながら煮込む。
8.ひたひたに水を加え、強火にし、煮立ったら直接
パスタを入れて煮込む。
9.パスタがアルデンテにゆだった頃、出来上がり!
※材料は上記の通り。分量は「適当に人数分」。さすが、男の料理。
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「1人20個はいけるだろ」とヴェッツィさん。…そりゃムリですって。1人3個位が適当な量です。 |
~ポルペッティ~
コロコロのミートボールのトマト煮です。
【作り方】
1.
サルシッチャの皮をとり、中の肉をボールに入れ、塩を加えて手で捏ねる。
2.
レモンの皮、レモン汁(大量)、おろし
ニンニク(大量)を加えて更に捏ねる。
3.粉チーズ、
ナツメグ、卵を入れて、更に更に捏ねる。
4.小麦粉で硬さ調節し、コロコロのボール上に丸める。
5.オリーブオイルを熱したフライパンに4を並べて、炒める。
6.
トマトを小さく切りながら加えて煮込めば、出来上がり!
※材料は上記の通り。分量は当然の如く「適当に人数分」ですので悪しからず。
と、こんなヴェッチさんの豪快トスカーナ料理は美味美味。
アグリツーリズモまでの案内等をしてくださる現地在住日本人の奥村さんが、
日本語でのレシピと材料(これには、ちゃんと分量も記載されています)を用意してくださいます。
ヴェッツィさんにトスカーナ料理を習うアグリツーリズモ滞在は
ヴェッツィさん家のアグリツーリズモから。
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