ベネチア空港から島内へのアクセス方法とは

ベネチア空港から市内へのアクセス

ベネチアの足はやっぱり水上⁉ 空港からのアクセスには、実は陸送のタクシーもあります


北イタリアの北西にあるベネチア。メイン玄関口となる空港は、「マルコ・ポーロ」空港です。日本からの直行便はありませんが、ヨーロッパおよびイタリアの各都市から多数の航空会社が乗り入れています。

サン・マルコ広場やリアルト橋など、メインの観光スポットや主なホテルが集まるベネチア本島までの主なアクセス方法は、バス、タクシー、水上バスの3つ。まずは、ベネチア本島までのアクセスをご紹介しましょう。

ベネチア空港から市内へのアクセス1 バス

空港からベネチア本島のローマ広場を結ぶ直通特急バス

空港からベネチア本島のローマ広場を結ぶ直通特急バス「ATVO」(出典:flickr)

 
空港から市内へとアクセスするバスは、白色の「ATVO」とオレンジ色の「ACTV」の2種類。どちらのバスも、サンタ・ルチア中央駅前から大運河を渡ったローマ広場に到着します。ローマ広場の周辺や駅近くにホテルをとっている人には便利なアクセス方法です。

■「ATVO」の乗り方
「ATVO」は、市内までの直通特急バス。約30分おきに空港を出発すると、ベネチア本島内、唯一車の乗り入れが可能なローマ広場まで、約20分で到着します。

切符は、荷物受け取りホールにある自動販売機か、到着ロビーの切符売り場で購入。
料金は、片道8€(荷物込)、往復15€(荷物込)です(2019年9月末日現在)。

ATVO 空港バス
お問い合せ:0421-383672

■「ATCV」の乗り方
ベネチアの市内バス 

市内バス 「ATCV」は、オレンジ色(出典:Wikimedia Commons

 
ベネチア本島以外の市内を走る一般的なバスで、空港から約15分おきに発着。約25分でローマ広場に到着します。切符は、空港内のタバコや雑誌などを売る「タバッキ」、WEBやアプリで購入。片道8€です。

ATCV 空港バス
お問い合せ:041-2424

 

ベネチア空港から市内へのアクセス2 水上バス

ベネチアの水上バス

バスも水上。やっぱりベネチアは水の都……

 
マルコ・ポーロ空港からベネチア本島を結ぶアリラグーナAlilagunaという特急水上バスもあり、サン・マルコ広場周辺などにホテルをとっている場合には、こちらの方が便利。

空港からベネチア本島まで、片道€15。バスより少々割高感がありますが、空港目の前のラグーナ(潟)から船に乗り、クルージングしながら本島まで……こんなアクセス方法はベネチアならでは。海の旅を楽しみたい人にはおススメです。

主な路線は下記の通り。
  • ブルー:空港-ムラーノ島-リド島-サンマルコ広場-ザッテレ-トロンケットなど
  • 赤:空港-ムラーノ島-リド島-サンマルコ広場-ザッテレ-トロンケットなど
  • オレンジ:空港-サンタ・ルチア駅-リアルト橋-サンタンジェロなど
  • 金:空港-サン・ザッカリア-サン・マルコ広場など

切符は荷物受け取りホールの自動販売機と、到着ロビーの切符売り場で購入可能です。

<DATA>
Alilaguna 特急水上バス
お問い合せ:041-2401701
 

ベネチア空港から市内へのアクセス3 タクシー

水上を走るモーターボートがベネチアのタクシー

水上を走るモーターボートがベネチアのタクシー!
(出典:pixabay


タクシーは、陸路と水路の2種類。水路!? があるのは、これまたベネチアならでは!

陸路のタクシーは、通常の車で、バス同様にローマ広場まで行ってくれます。だいたい€40程度が目安。ローマ広場周辺にホテルをとっている場合、もしくは、バスの時間外(深夜や早朝)に到着する場合に利用するのが賢い方法です。

水路は、タクシーと言えども、それはボート。運河を通り、ホテルまで直接送ってもらえるので、ベネチアならではの気分が早速味わえますが、かなり割高なので要注意。サン・マルコ広場周辺までで約100ユーロ位は必要になります。初乗り€15.00、1分おきに€2.00加算、3人目からは5ユーロずつ加算、トランク1個3ユーロと料金も少々不明瞭。残念ながらぼったくりが常習なのでご注意を!
 

ベネチア本島内の移動方法とは

運河がめぐるベネチア本島内の移動は、徒歩か水路。ヴァポレットを便利に使いこなせれば、ベネチア観光も楽チン。乗り場では、写真右にある白い機会にチケットをかざして
 
photo by SAWA pasqua
ヴァポレットのチケットは主要駅の乗り場で購入可能
ベネチア本島に到着したら、移動は徒歩か水路になります。車が走れない細い路地ばかりの島。荷物がなければ迷いながら歩いてみるのも楽しいですが、時間や体力の節約のためには、水路の移動も知っておくと便利です。

運河を走る水路移動の方法は、ヴァポレットと呼ばれる水上バスがメイン。他には、トラゲットと呼ばれる渡し船のゴンドラと観光用のゴンドラ、空港からのアクセスで紹介した水上タクシーなどがあります。
 

ベネチア本島内の移動1 ヴァポレット(水上バス)

ベネチア本島の水上バス

運河を行く水上バスは、ベネチア本島内移動のメインの足。バスと同じ感覚で利用できますがバス停は……海の上!(出典:Wikimedia Commons


ヴァポレットのチケットは、サンタ・ルチア駅やリアルト橋の駅など、大きな発着場などで購入できます。「imob」と呼ばれる電子システムが組み込まれた紙製のカードを購入し、「スイカ」や「イコカ」のように乗り場の機械にかざして使用しますが、機械が壊れていることも多いので、購入した時のレシートは大切に保管しておくこと。

料金は、1回(75分間有効):7.5ユーロ、24時間チケット:20ユーロ、48時間チケット:30ユーロなど、いろいろ。滞在日数や利用方法によって使い分けましょう。

運河に浮いている白い箱状の浮島が、水上バスの乗り場。「ローマ広場」やサン・マルコ寺院そばの「サン・ザッカリア」などの大きな乗り場では、行き先によって、いくつもの路線が発着します。乗り場入り口にある標識の番号を確認しお間違えなく。また、同じ番号でも東回りや西回りで乗り場が違う事もあるので注意が必要です。よく利用される路線は、1番。大運河を走る各駅路線で主要な観光スポットのそばに停まります。

また、切符売り場には表示されていませんが、「traghetto(トラゲット)」という渡し舟券があります。これは1回5ユーロで、運河の反対側まで1駅乗れるお得な券で、サン・ザッカリア-サン・ジョルジョ島間、フォンダメンテ・ノーヴェ-ムラノ島間などに利用できます。上手に利用すれば、お得にベネチア本島以外の小さな島の観光も!
 

ベネチア本島内の移動2 渡し舟のゴンドラ トラゲット

トラゲットが便利

向こう岸に渡るだけ……ならトラゲットが便利(出典:Wikimedia Commons

 
ベネチア本島をぐるりとめぐる大運河には、7か所の渡し船トラゲットの駅があります。大運河を挟んで向かい側に行きたい!そんなときに橋のあるところまで移動するのはロス。便利な市民の足になっています。

運河の向こう側に渡るだけなので、所要時間は1分未満。料金も1回2ユーロと格安です。

観光用ではないので飾り付けの無い質素ないゴンドラながら、海がずっと近くなり、水の都ベネチアを体感できるおススメの乗り物です。

乗り方は、ゴンドラがやってきたら船頭に直接料金を支払い、手を貸してもらいながらゆっくりと乗り込みます。14人乗りの大きなゴンドラですが、結構ゆれるので、船頭の指示どおりバランスよく両端に座ることがコツ。なんともベネチアらしい体験ですよね!

よく利用される渡し船の駅はこの3つ。

■Santa Sofia(サンタ・ソフィア)
鉄道駅のあるカンナレッジョ区とリアルトの市場をつなぐ。

■San Toma’(サン・トマ)
ローマ広場からサン・マルコ方面に行く時に便利。

■Santa Maria del Giglio(サンタ・マリア・デル・ジリオ)
サン・マルコ広場から対岸のサン・サルーテ教会をつなぐ。最近できたプンタ・デラ・ドガーナ美術館へ行くのにも便利。
 

ベネチア本島内の移動3 観光用ゴンドラ

ベネチアに行くなら、一度は乗ってみたい観光用ゴンドラ

ベネチアに行くなら、一度は乗ってみたい観光用ゴンドラ


ゴンドラは、ベネチア観光の目玉のひとつ。黒くて細長いエレガントなゴンドラに揺られ、大運河や町の中にめぐる細い運河を進めば、徒歩の目線とはひと味違う風景が広がって、ベネチアの美しさを発見できます。

ゴンドラは、長さ約11m幅1,5mほど。細いゴンドラの扱いは難しく、ゴンドラ漕ぎは試験を受けて特別な免許を持っています。ほんの100年前までは、こういったゴンドラや手漕ぎの船で、町を移動するのが当たり前だったそうですが、そんな話をゴンドリエーレ(ゴンドラ漕ぎ)しながら、ゆったりとめぐるベネチアはロマンチック!

気になる料金の相場は、30分80ユーロから。19時以降は割り増し料金がかかります。

写真・情報提供/イタリアでデザイナー

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