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年間12~13頭しか流通しない幻の牛肉 天然記念物「見島牛」の牛丼(2ページ目)

年間12~13頭しか生産されない、天然記念物の見島牛。日本海の孤島にひっそりと生きる、和牛の純血種。霜降りDNAは見島牛にそのルーツが。その幻の見島牛で、牛丼をつくる!

執筆者:萩原 章史

桃、モモ
これぞ天然記念物牛丼の迫力!

見島牛のお買得な部位を使った究極の牛丼を

見島牛のサーロインともなればかなりのお値段ですが、切り落としであれば、それほど高いものではありません。

おもてなしの基本は客人に感動を与えることですが、見島牛の牛丼はまさにそうです。『天然記念物の牛丼』ともなれば、食べたくない人はほとんどいないでしょう。

牛丼らしい=吉野家的 ということになるかと思います。あまり上品に作ると牛丼ではなく、すき焼き丼になってしまいますので、ここはあくまでも牛丼です。

必要な材料は適当でもそれなりの味に仕上がりますが、基本はこの比率を参考にして下さい。なお、甘さ(砂糖の量)は白ワインの甘さによるので、お好みで調整して下さい。

用意する材料

見島牛の牛丼
バラ肉は上質な牛脂が魅力
ばら肉・もも肉の切り落とし 500gに対して

タマネギ 1個半
醤油 120cc
甘口の白ワイン(甘口でないと駄目です) 450cc
鰹節と昆布のだし(だしの素でもOK) 300cc
赤ワイン・日本酒・お砂糖 各大さじ3杯
生姜とニンニクみじん切り、塩 各小さじ1
コショウ 少々

見島牛の牛丼の作り方

1:肉とタマネギ以外の素材を鍋に入れて、強火にかけて沸騰させ、半量になるくらいまで煮詰めます。※だしの代わりに、だしの素を使う場合は、8割程度に煮詰まればOKです。アルコールを飛ばす意味もあるので、30分程度は煮詰めたいです。

2:ばら肉を入れて、しばらく煮ます。(もも肉をばら肉と一緒に入れても良いですが、もも肉に『ぱさつき感』が出ます)

3:ばら肉の脂が溶けて『しなっと』なったら、続けて、タマネギを入れます。

見島牛の牛丼
煮る加減は好みで、タマネギくたくた派か?シャキシャキ派か?
4:5分ほど煮込んでから味をみます。タマネギの甘さが出ますので、少し甘みが足りないくらいが良いです。最後にもも肉を入れて沸騰させ、火がとおったら出来上がりです。

5:熱々のご飯に肉とタマネギをのせ、お好みの量の汁をかけて完成です。もちろん、定番の紅生姜と七味はお好みの量です。

ポイント1
非常に単純な料理です。最初に白ワインの酸味とアルコールを飛ばす為に、強火で煮詰めるところがポイントです。他は適当でも、かなり美味しく仕上がると思います。

ポイント2
もう1つ忘れてはならないことがあります。肉を入れて、強火で沸騰した時の最初に出る大量のあくは、きれいに取る事です。後はそれほど気にする必要はないです。
そもそも、繊細な料理ではないので、あくも味わいのうちです。

今回のお肉はバラとモモの切り落としです。

天然記念物ですから、イメージから来るインパクトは横綱クラスです。味はもちろん◎です。

【お取り寄せ情報】
ミドリヤファーム


【前回、ご紹介した産直品】
・春日居の桃でつくる夏の冷たい味覚 極上桃のシャーベット

【9月の産直品といえば、コレ!】
・栽培地の沖縄でも入手が難しい 大きくて緑の幻のマンゴー

・北海道下川町で飼育された世界で二番目に大きな鳥 巨鳥 エミューを食す

・200年前から受け継がれる、極上の里芋 伝統の味 やはたいも
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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