さわやかな前菜と心温まるパンの温もり
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イタリアンのよいレストランの基本とされるのは、パンが自家製であること。
これはとても大切です。そしてパンは食事の前に提供されることが好ましいとされます。
イタリアのレストランへ行き、まずパンを出されるのはこういったことの理由があります。
カナミッラのパンはすべて自家製。スタンダードなパンから、ドライトマトやローズマリーをつかった、食事に合わせやすいパンを3種類程用意されています。
そしてすぐにサービスされるのが、付だし。
今回はビーツの冷製スープと、シチリアの伝統料理ひよこ豆を使った揚げ物ファラフェル。
私はこのファラフェルが大好物で、とても嬉しい付だしとなりました。
ビーツのスープの甘味とほっくりしたファラフェルの食感の取り合わせよい味わいでした。
前菜の盛り合わせは常に5種類。
今回は、
・トリ貝とヴェルガモット風味のオイルで和えたオクラ
・イカスミのリゾリーニ
・カポナータ
・カンネーリと鴨の薫製
・えびのマリネ
新鮮な魚介に野菜、お肉を品よく盛り合わせてあります。
私が特に気に入ったのは、イカスミのリゾリーニ。
我が家もリゾリーニをよく使って料理をするのですが、イカスミに合わせて前菜になるというのは発見でした。
この味わいはプリモピアットで満足するぐらい食べたい! とも思わせますが、このように前菜で控えめに頂くことがまたよいのでしょう。