イタリアンキッチンツール vol.2
パスタロボ＠ラゴスティーナ
LaGostina Pasta ROBO
イタリア人達の間では、結婚した女友達へのプレゼントとしても親しまれているラゴスティーナのパスタロボ。
パスタを食べるイタリア人にとっては、大切なキッチンツールです。
中でもラゴスティーナのパスタロボは大人気。ラゴスティーナの人気の秘密を御案内します。
歴史が語るキッチンツールのプロ
北イタリア マジョーレ湖近くにラゴスティーナ社はあります。創始者カルロ・ラゴスティーナと息子のエミリオが、金属加工（主に銀やアルミニウム）から始まり、品質の高いキッチンツールが作られるようになりました。その始めがエミリオの甥であるマッシモ・ラゴスティーナです。彼は「人間の食生活に益する完全な調理器具」の言葉を開発の軸に、様々な家庭のキッチンで親しまれる商品を生産してきました。
初期の鍋Casa Miaは、ニューヨーク近代美術館（MOMA)で195５年から展示されているほど、上質なステンレスに精巧な作業とユーザーからの支持の高い物でした。
創業1901年から100年を越え、ラゴスティーナのキッチンツールはヨーロッパはもちろん、アメリカ、アジア圏など、世界70カ国のキッチンで活躍しています。
現在も、イタリアでは「お嫁入り道具」として、キッチンを扱う女性のステイタスツールともなっています。
機能性が高いパスタロボ
パスタを作る作業行程は、お湯を湧かす、パスタを茹でる、湯で上げ水をよく切る、ソースに手早くからめるというもの。この一連の作業がパスタロボで完結します。
お鍋に、パスタを湯で上げるためのコランダーがあらかじめついており、コランダーを鍋にセットしてパスタを茹で、茹であがったらコランダーを引けば良いだけです。
そして蓋はひっくり返せば、大きめのボウルになりますので、ソースとパスタをそこに入れ、手早く和えるだけです。
こんな作業はなにもパスタロボで！？ なんて思うかもしれませんので、なぜパスタロボかをちょっとご案内！
１.ボウルの形をした蓋は、お湯が沸くまで蓋として使用されるので、熱を保っています。
ソースを入れて、茹であがるパスタを待っている間も、ソースのあたたかさを保ちながら、茹でたてのパスタにからまります。
２.パスタの茹で汁が使えます。
コランダーでパスタを引き上げるので、鍋をひっくり返してお湯をすべて捨てません。パスタの茹で汁は、ソースの塩加減が足りない時や、パスタが空気に触れパサついたり、くっついたりしてしまう時に、大さじ１～２杯だけでもからめてあげると、バランスよくなるという不思議なものなのです。これこをパスタメニューが美味しくなるヒントなのです。
おいしくパスタを茹でる秘けつは？
ただ問題は、カッペリーニやスパゲッティーニなどの細めのパスタを茹でる場合、コランダーの穴に入ってしまい、そのまま茹であがって膨張してしまうので、お湯きりの際、穴につまってしまうと言うこと。この問題は、きちんと湯に塩をし、パスタを入れたらまずひとかき、なかばでひとかき、あがりにひとかきとパスタを泳がせるようにまぜることです。
パスタの一本一本がきれいにパスタ鍋で泳ぐ姿が確認でき、茹で時間さえ間違えなければ、美味しいパスタに仕上がることうけ合いです。
（詳しくは美味しいパスタの茹で方をどうぞ♪）
パスタ以外にも使える万能鍋
三重構造鍋底構造なので、熱伝導に優れています。ブロードやシチュー、スープなどの寸胴としても使えます。蒸し器も一緒についているので、デッキをセットし、鍋内部の熱と適度な圧力を保って、プロ並みの蒸したお料理が作れます。
また、この構造を利用し、あたためるだけではなく、氷をセットし、ワインクーラーなどにも使用できます。お鍋がワインクーラーに早変わりなんて、ちょっとホームパーティーではオシャレではありませんか？
本格的にイタリアンをパスタを作りたい方に、ぜひぜひオススメしたいお鍋です。
■■オススメリンク
ラゴスティーナのオンラインショップ
ネットでキッチンツール♪
ラゴスティーナ社（イタリア語、英語）
イタリアンキッチンツールvol.1 パセリのみじん切り機
