二人の休日
@イタリアンレシピ
シチリア名物
イワシのパスタ
Pasta con le Sarde
シチリア料理の代表ともいわれる“イワシのパスタ”には、シチリア地方でもいろいろなレシピがあります。今回御紹介するのは、典型的なイワシのパスタですが、シチリアならではの「味付け」がポイントです。
このパスタはシチリアならではの異文化感のある味付けには「レーズン」や「松の実」が使われます。またパスタにはパルメザンチーズではなく、「アンチョビ風味のパン粉」がふんだんにかけられるのですが、この味わいたるや絶品です。そしてこのさくさくっとした食感がたまらないのです。
一度食べたらやみつきになるこのパスタを是非お試し下さい!
シチリア名物
イワシのパスタ
Pasta con le Sarde
【分量】2人分
【材料】
ブカティーニ……………200g
イワシ……………………4尾
フィノッキオ……………2枝
レーズン…………………大さじ1杯強
(白ワイン大さじ1杯に浸しておく)
松の実……………………大さじ1杯強
白ワイン…………………50cc
タマネギ…………………1/2個
塩…………………………ひとつまみ
アンチョビ………………1尾
ニンニク…………………1片
オリーブオイル…………大さじ2杯
パン粉のフリット
パン粉……………………大さじ4杯
アンチョビペースト……小さじ1杯
オリーブオイル…………適宜
【作り方】
- 湯を熱し、フィノッキオを茹で、水を切り、適当な大きさに切り分ける。この時の湯は、パスタに使用するため残しておく。
- タマネギはみじん切りにし、レーズンは分量の白ワインに浸しておく。イワシは手開きにし、骨をきれいに抜いておく。
- フライパンに潰したにんにく、アンチョビ、オリーブオイルを入れ、中火にかけ、にんにくの香りが出たらにんにくを取り出し、タマネギを炒める。しんなりしてきたら半量のイワシを入れ、レーズン、松の実、フィノッキオを加え炒め、塩をふり、ワインを注ぎ、途中、焦がさないよう何度か水を注ぎ入れながらペースト状に仕立てていく。
- 1の湯に塩を足し、ブカティーニをアルデンテに茹であげる。
- パン粉のフリットを作る。フライパンにアンチョビ、オリーブオイルを入れ、中火で熱し、パン粉を揚げるようにし、小麦色になったら油から取り出しておく。
- 3に残りのイワシを入れ、できるだけ形を崩さないように炒める。ペーストはパスタに絡め、皿に盛り、イワシをのせ、パン粉のフリットをふる。
【ポイント】
- ブカティーニは穴の空いているパスタです。スパゲッティでももちろん代用できます。
- アンチョビがない場合、アンチョビペーストでもOKです。そのときは大さじ1/2杯程度にします。
- パン粉のフリット、これこそがシチリアの味。好みで辛味をつけても美味しく頂けます。
- フィノッキオが手に入らない場合、ディルでも代用できます。
|
それでは週末のシチリア紀行へ…