もっと知りたい! イタリアンチーズ♪
食べるならやっぱり
イタリアのモッツァレッラ・ブッファラ
イタリアンを家庭で楽しむ時、レシピに「モッツァレッラ・チーズ」と書いてあり、スーパーに買い物へ行くと、ついついお安いものをと思い、「ドイツ製」または「カナダ製」のモッツァレッラ・チーズを買ってしまった方は少なくないと思います。
そこで今回は、本物のイタリアン モッツァレッラチーズについて御紹介します。
イタリアのチーズはすべてDOPという生産地限定呼称をとっており、その地区で生産されたもの以外、同じ名前で販売することはできません。以前、パルミッジャーノ・レッジャーノとグラナ・パダーノについても御紹介したのですが、製法や成分が全く同じでも、作られている地区が違うことで、二つのチーズは異なった名前を持っています。
このようにして、イタリアは食材に非常に厳しい法律を定め、このように規律をもって生産をするのです。
さて、このモッツァレラですが、モッツァレラチーズには2種類あります。それは
Mozzarella Buffala モッツァレッラ・ブッファラ
Mozzarella Bacca モッツァレッラ・バッカ
で、ブッファラは「水牛」のミルクで作られたもの、バッカは普通の「牛乳」から作られたものとで区別されています。ブッファラの方がバッカよりちょっとお高いです。もちろん私はブッファラ好き!
さてこのモッツァレッラチーズですが、そのミルクをチーズ状に仕立てていき、塩水につけながら手繰り、丸めてパックし、販売されます。
つまりイタリアのモッツァレッラチーズは、パルミジャーノ・レッジャーノやグラナパダーノと異なり、熟成されず、フレッシュなチーズです。だから、スーパーで売られている「ドイツ産」や「カナダ産」とは全く違う形状なのです。それではこれらはどのように違うのでしょうか?