ピエモンテ州トリノの伝統あるカフェ
イタリアのトーストの発祥
Caffe’ Mulassano
カフェ ムラッサーノ
カフェの発祥がヴェネツィアなら、こちらはイタリアのトーストの発祥です。
アッカーテ(アーケード)の中にあり、洗練されたアンティークな雰囲気で、長年多くのイタリア人に愛されたカフェがこちらムラッサーノです。
このムラッサーノは19世紀に作られたカフェで、この独特なる雰囲気から、何度もイタリア映画に出演しています。イタリア映画ファンならご存知 かもしれませんが『Piccolo
mondo antico』『Addio Giovinezza』『Quattro mosche di velluto grigio』などです。また多くのファッション雑誌
のロケで使われたりするほど、貴重で価値あるカフェです。
というのはムラッサーノのインテリアは、トリノ出身の建築デザイナーAntonioVandone(アントニオ・ヴァンドーネ)によって監督され、すべての
木製のインテリアは、EnricoPezza(エンリコ・ペッツァ)によって施され、金の装飾はMr.Cazzaniga(カッツァニーガ)によって作りこまれました。銅で作られた花は、トリノのFumagalli&AmerioCompany(フマガッリ&アメリオカンパニー)によって作られました。
また、こちらは非常に大理石にもこだわりがあり、様々なタイプの大理石を使用しています。本当に非常に小さいながらも荘厳な感じがし、非常に心地よいバールで、このインテリアを眺めているだけでも充分楽しいカフェです。
そのせいか、オープンからずっと王室の執務たちが頻繁に利用し、TeatroRegio(テアトロ・レージョ)のアーティスト、映画、テレビが普及されるようになってからは、多くの著名人たちがムラッサーノをこよなく愛し、頻繁に利用したといいます。
例えばイタリアの有名な詩人GuidoGozzano(グイドゴッツァーノ)は、長い時間ムラッサーノで過ごすことを愛し、喜劇役者Macario(マカリオ)
は、外のテーブルにいつも座っていた時間を過ごしていたとか・・・。