六月の菜園管理
高温多湿を嫌うハーブは、ムレに注意が必要 |
この時期は、雨をすって野菜たちもぐんぐん成長します。
その一方で、うどん粉病などの病気が発生したり、強い雨で茎が折れたりといった被害もあります。
病害虫は早期発見が第一、雨降りだからと家に篭ってばかりいると、あっという間に蔓延してしまうので、やはり見回りは欠かせません。
また、伸びた茎には適宜支柱を立てて補強し、実がついたトマトにはビニール傘など覆いを掛けて実割れを防ぎましょう。
収穫が終わったイチゴは、次々とランナーが伸び始めます。
ランナーの先に子株ができたら、培養土を入れたポリポットにU字ピンなどで固定して、新しい苗を作りましょう。
固定した子株は2週間くらいで根が張るので、ランナーを切って親株から切り離します。
その後はポリポットで管理し、秋に親株と入れ替えて植えつけます。
ラベンダーやタイムなど高温多湿を嫌うハーブは、切り戻しや枝透かしをして通風を確保し、ムレを防いであげましょう。
鉢植えであれば、雨の掛らない軒先などに移動してあげると良いですね。
切り戻した枝はお料理やティーに活用する他、挿し芽にして株を増やすこともできますよ。
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六月の庭木管理
気に入った品種のバラも、挿し木で増やしてみましょう |
梅雨の時期は湿度が確保されるので、密閉挿しにしなくてもOK。
挿し木や挿し芽のメリットは、親と同じ性質の株を得られるところにあります。
整枝・剪定した枝を挿し穂に、いろいろと試してみましょう。
バラは、花後にシュート(ベーサルシュート)という新しい太い枝が伸び始めます。
ハイブリッドティーローズの場合は、シュートが20センチほど伸びて5枚葉が7~8組展開したら、下から6番目の5枚葉の上で切り取り(摘芯、ピンチ)、そこから腋芽を出させます。
同様に「伸びたら切る」の作業を4~5回繰り返して、来年花を咲かせる枝を育てます。
この摘芯は、フロリバンダの場合は1度だけ行ないます。
オールドローズ、イングリッシュローズ、つるバラの場合は、摘芯は必要ありません。
庭木では五月に引き続きチャドクガ、アメリカシロヒトリなどの害虫に注意が必要です。
バラでは、バラクキバチ、チュウレンジバチなどによる被害も見られる季節です。
早期発見に努め、見つけしだい捕殺するか、枝ごと切り取って処分しましょう。
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観葉植物は、植え替えの適期 |
六月の観葉植物
観葉植物の緑がいきいきとする季節です。熱帯性の植物も、どんどん戸外に出してあげましょう。この時期は五月に引き続き、植え替えや株分け、挿し木、取り木の適期です。
お気に入りの植物を増やすチャンスですね。
取り木は、挿し木では増やせない植物でも発根させることができるので、一度はチャレンジしてみたい繁殖方法です。
手順としては枝の一部の表皮を幅1~2センチほどリング状に剥ぎ(リンキング)、その部分を乾かさないように水を含ませたミズゴケで覆い、さらにビニールを掛けて紐で縛っておきます。
根がミズゴケからはみ出してきたら、覆いをはずして切り離し別の株に仕立てます。
ドラセナやゴムノキ、クロトンなど、この取り木で増やすことができます。
また、ザクロやサルスベリ、スモークツリーといった庭木も取り木で増やすことができます。
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【観葉植物】
六月の芝生管理
高麗芝は伸び具合を見ながら、月に1~2回ほど定期的に刈り込みを行ないます。西洋芝の場合は高麗芝よりも伸びが早いので、7~10日に一度程度の刈り込みが必要となります。
ただし、すぐに伸びるからといって短く刈り込みすぎると、今度は雑草が生えやすくなってしまいます。
芝の刈り高は、20~30ミリ程度にしておきましょう。
刈り込み後はサッチを掻きだし、芝の根元が蒸れないようにしておきます。
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