「バラを植えてみたいけど、難しそう…」、そう思っている方は多いことと思います。
実のところ、これは半分当たってますが、半分外れていると思います。
当たっているというのは、病害虫に悩まされる点です。
外れているというのは、耐寒性もあり意外に丈夫なものだという点です。
私も庭に8本のバラがありますが、今年はグズグズと雨が続いたため「黒星病」に悩まされました。
それでも、咲いた花は美しく、ピエール・ド・ロンサール、カクテル、ブルームーンなどは秋にも花を見せてくれました。
そんなバラたちを、「来年もきれいに咲かせたい!」という思いで、「花巻温泉バラ園」での「バラの講習会」に参加してきました。


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講習会の講師は花巻温泉バラ園園長で、日本バラ会にも所属されている伊藤幸男さんです。

ここ岩手県は冬は雪に埋もれ、寒い日は氷点下10度前後という環境です。
こちらのバラ園では地植え・鉢植えと約450種、6,000株のバラを管理していますが、肥料やり、消毒、花がら摘み、落ちた葉の清掃、剪定、冬越し仕度といった年間作業を考えると、そのご苦労も偲ばれます。

今回は「バラの病害虫」、「鉢植えのバラ」、「寒冷地における管理」といったお話しをいただきましので、最後まで目を通してみてくださいね。

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★バラの病気★
前述の通り今年は「黒星病」に悩まされたのですが、このバラ園も例外ではなかったようで、まず病気のお話しからです。

☆ベト病と黒星病☆
バラの病気で厄介なものとして、まず「ベト病」、「黒星病」の二つが挙げられました。

ベト病は、春や秋の気温差が大きい時期、露や霧などで湿気が多くなるとよく発生します。
ベト病の症状は、葉の葉脈に沿って赤紫や赤褐色のにじんだシミのような斑ができます。やがて感染が広がり、枝をゆするだけで葉がボロボロと落ちてきます。

黒星病は、葉に淡褐色~黒色の斑点ができ、やがてこの病斑部から黄色く変色していき、葉が落ちてしまいます。

葉に斑点ができるなど症状は似ていますが、ベト病のほうが深刻です。
どちらも落ちた葉の病原菌はそのまま越冬して、翌年にまた伝染するやっかいなものです。
特に梅雨時は土が雨で跳ね上がり、越冬した病原菌が枝葉につくことで被害が広がります。
このため、日頃の予防と、症状がでたときにはすぐに対処することが肝心になります。