子連れでの披露宴マナーとは?
いつも子どもから目を離さないで、何かあったらすぐに中座する心構えでのぞむこと。
原則として、小さい子どもは預けて行くのが一番よい方法です。しかし招待者側が「お子さんも是非」と言われたら話は別。その場合は新郎新婦やその親族に迷惑をかけないように気をつけるのがマナー。
最近では会場によって、託児サービスのある式場も増えているようです。是非相談してみるとよいでしょう。
今回は子連れで披露宴に出席する場合のケース別ポイントをまとめてみました。
子連れで出席する場合の心構え
子どもはじっとしていられないもの。退屈するのは当然です。小さいおもちゃや絵本など用意しておくことも忘れてはいけません。事前に会場の担当者に相談しておくと言う手もアリです。そうすれば当日いろいろ気配りをしてもらえるはずです。たとえば、子どもが騒いだりしてもすぐに中座できるように、出入り口に近い席や目立たない端の方の席にしてもらうようにお願いしておきます。
なんと言ってもゆっくり食事をしながら新郎新婦の姿を眺めて、その美しさにひたるのはガマンして、いつも子どもから目を離さないで、何かあったらすぐに中座する心構えでのぞむこと。
■携帯ゲームで遊ばすのはNG?
小学生ともなると携帯ゲームは必需品。飽きないように席でさせてもいいものか賛否両論です。人によってはいろいろと考えがありますので、一概にNGとは言い切れません。
たとえば、低学年ぐらいなら騒ぐよりは静かにゲームをさせてもよいと言う考えの人もいるかもしれません。その場合は最初に同テーブルの人に「騒がないようにゲームをさせますが、失礼のないように気をつけます。」と断っておくことが大事です。
ずっとゲームに没頭させないで、乾杯やスピーチ、新郎新婦の入退場は、ゲームをやめさせて、一緒にお祝いすることを約束させましょう。子どもにもマナーを教えるよい機会です。小学校高学年ならもちろんゲームはオススメできませんね。
子どもが体調を崩し、披露宴当日に急に欠席する場合
2、3日前から体調を崩していた子どもが、披露宴当日に高熱を出しました。子どもって肝心な時に熱を出すなんてことはよくあること。小さいお子さんをお持ちのママたちは誰にでも一度は経験ずみです。誰かに預けられたら一番よいのですが、見てもらえる人がいなければ、やむをえません。すぐに会場に連絡をして欠席することを伝えます。できればお祝いのメッセージなどを伝言してもらいましょう。間に合えば、祝電を打ってあげて下さいね。
お祝い金は、当日包む予定であった金額を送ります。お金はご祝儀袋に包み、お詫びの手紙を添えて現金書留で郵送すればよいでしょう。
▼関連リンク
・出席するべきか、欠席するべきか、迷ったときは下記のリンクを参考に!
・結婚式、出席するべきか否か?
・子どもが当日発熱した! やっぱり連れて行くのは不安。結婚式に欠席する場合は、下記のリンクを参考にしてください。
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披露宴の最中に子どもが泣き騒いだ場合
小さい子どもは、機嫌が悪くなるといつでも騒いだりグズるもの。当日は自分の子どもの様子を普段より特に注意しておくことです。わが子でしたら、そろそろグズりそうだとすぐわかるもの。騒ぎ始める前にそっと中座できるように心の準備をしておくことも大切です。トイレも我慢が出来ません。せっかく宴が盛り上がっている時に「おしっこ~」と叫ばれては大変。そのためには、やはり出入り口に近い席をあらかじめ希望して、速やかに中座するタイミングを待ちましょう。ゆっくりと披露宴の雰囲気を味わいたいと思いますが、小さい子を連れて出席する場合、これくらいの覚悟を持って下さいね。
子連れで出席の場合のご祝儀の目安
小さい子どもなら料理は一人分いりませんよね。子ども用のイスを用意してもらい、お母さんの料理を少し取り分けてあげるとよいでしょう。その場合はご祝儀は必要ありません。しかし席も料理も子ども用として別に用意してもらうならば、大人の半額程度、1万円ぐらいを余分に包みます。またお金ではなく別にお祝い品やギフト券などを用意してもよいかもしれません。高校生ぐらいになると大人と同じだと考えてもよいのですが、やはり子どもの場合と同じように大人の半額程度、1万円ぐらいを余分に包むぐらいでよいでしょう。
基本はお祝いする気持ちが大切。披露宴に出席するだけでも招待者側は嬉しいものです。
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・お祝いのお金をどのくらい包めばよいのでしょうか。お祝い金の目安についてはこちらをどうぞ!
・披露宴に出席、お祝い金は?
・ご祝儀袋の表書きに迷ったらこちらのリンクを参考にしてください。
・ご祝儀袋の表書きとマナー
いかがでしたか?とにかく小さい子連れでの披露宴出席は、それなりの覚悟でのぞむ事です。小さい子どもは預けて行くのが一番よい方法ですが、いろいろと事情があればそうもいきません。子連れでは、ゆったりと披露宴の雰囲気を味わうのはガマンですよ。
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