トイレの臭い対策は、ポイントをおさえてきっちりと!

トイレの臭い対策は日頃から

日ごろのちょっとした心づかいで、ラクにきれいで臭わないトイレをキープしましょう


温度や湿度が上昇してくると漂い始めるのがトイレの臭い。自分や家族も気持ち悪いし、来客時に臭ってたら最悪!

「トイレの臭いが気になるシーン」の第1位は「他の人が使用した直後に入室したとき(約75%)」というデータもあるようです。ポイントをおさえてラクに、でもきちんとシャットアウトしておきましょう。

【Index】
■臭いが生じる原因・仕組み
■臭いの発生源はどこ?
■臭い対策・日常編
■臭い対策・ときどき掃除編
■臭い対策・大掃除と来客対策編
 

トイレの臭いが発生する原因・仕組みとは?

トイレの臭いの原因や仕組みとは

イヤなトイレの臭いは、どうやって生じるのでしょうか

トイレの臭いの主な発生源は、尿などの汚れによるものや、下水からのものがあります。ここではトイレ内の汚れについてお話ししますね。

トイレの臭いは主に残っている尿やこびりついている尿石に含まれる有機物が、腐って分解するときに発生するガス。生ゴミの臭いもそうですが、雑菌がガスを発生させるうえで必要なのは「水分」「栄養」「温度」の3点セットですので、十分な湿度(水分)のあるトイレでは、気温が上がる時期は、「栄養」を待つばかりなのです。

トイレの臭い、発生源はココ!

ではそれらの発生源はどこに? 尿があるところが一番怪しい場所です。

トイレという小さな空間のなかですが、臭いの発生源、つまり汚れの場所は便器だけではありません。尿汚れに関していえば、尿が残りやすいのは便器の内裏や便座の裏、そしてあちこちの飛び散り汚れです。

「便器の内裏」は尿が跳ね返ってつくもの、「便座の裏や根元」はビデを使用した際の飛び散りでも汚れがつきやすい場所です。

便器の内側は男女関係ありませんが、外側に飛び散る汚れの真犯人は男性といわれます。おしっこをする際に便器の中から跳ね返って、「便座や便器のふたの裏」や、「床」や「壁」へも飛び散り、「便器の枠」にかかった尿はつるつるっと便器の外側に垂れていくことも……!

発生源で登場した臭いの元「尿石」とは、飛び散った尿や便器内の水に少し残った尿が空気中の成分(リン酸や炭酸ガス等)と結びついて、固くて落ちないガンコ汚れ(難溶性カルシウム化合物)としてこびりつくものですので、臭い対策には飛び散り汚れをふくめた策が肝心になります。

それでは次から対策ステップ1、2、3をお届けします。

トイレの臭い対策・ステップ1:日常編

トイレの臭い対策は、使う人みんなの協力があればもっとラクになります

使う人みんなの協力があればもっとラクになります

トイレの臭い対策には日頃の心がけが明暗を分けます。グッズをセットして今日からはじめましょう。

■トイレブラシの汚れは下水並み!? 衛生的な道具をセット
トイレブラシや、「洗い流せる拭き取りシート」または「使い捨て古布(とゴミ箱)」のセットは必須です。家事の知恵の記事「トイレブラシの汚れは下水並み」にも書かれているとおり、汚れたブラシでのお掃除はせっかくの掃除の効果が半減します。グッズも清潔に。

このほか、飛び散り汚れを拭くためのものをセット。古布を小さく切ったものや、市販の流せるシートなど、使い捨てできるものがおすすめです。

■「掃除」というより、「次に使う人へのエチケット」を意識
トイレの臭いの元になる尿などの汚れは、ついてすぐの方が落ちやすいもの。普通の家ではお掃除担当者がつきっきりで掃除するなんていうわけにもいきませんので、使う人それぞれが、次の人が気持ちよく使えるよう、大便や小便で汚したと思しき所をサッとひと拭きする心がけを。家族にもこれを守ってもらうことで随分ちがってきますヨ。

■男性なら「的をはずさない」ことが最低限。「座ってする」派も増加中
「トイレの臭いの原因の多くは尿の飛び散り=男性の使用時」はもはや疑う余地のないところ。男性には「的をはずさない」よう徹底をしてもらいましょう。小さな男の子にはなかなか難しいのでそこは仕方ありませんが……。

そんな現状からか、最近は男性でも小便を座ってする人が増えているようです。そうすれば飛び散り問題はずいぶん解決しますね。

■使わないときは、できればドアを開ける
トイレの臭い発生の要因は、栄養(汚れ)以外に水分(湿度)もあります。トイレの出入り口は閉めておきたいところですが、臭い対策面からいうと、開けて湿気がこもらないようにすることが臭い発生を抑えるポイントです。全開までいかなくとも少し開けておく・湿度の高い日は換気扇をつけっぱなしにするなど、効果があります。

また、温水トイレを使用している場合、蓋を閉めっぱなしにしていると、その内側に湿気がこもり、臭いがますます発生するという説も! 湿気対策面から考えると悩ましいところですが、臭いの発生が気になる場合はこちらも考えてみましょう。

■除湿剤や臭い消しとなる消臭剤を置くのも効果的
湿気がこもりやすく、汚れ以外に使用時の臭いも気になるトイレですから、少しでも緩和できるよう、市販の除湿剤や消臭剤を置くのは効果的。除湿と消臭両方の作用のある炭を置くのもおすすめです。

トイレの臭い対策・ステップ2:ときどき掃除編

トイレ掃除、ときどきやるべきポイントは?

トイレ掃除、ときどきやるべきポイントは?

日ごろちょこちょこと拭いて、家族それぞれがエチケットを守れれば、かなりきれいにキープできますが、ときどきはきちんと掃除をしないと臭う可能性があるのがトイレ。共働きなどで時間がとれないご家庭なら週末になど、ときどきやるべきポイントをチェックしてみましょう。

■トイレで使うお掃除グッズとは?
拭き掃除には、エタノール消毒液や薄めたアルコール液など、消毒もできるもので濡らした布を使って拭いておきましょう。これらは拭いたあと水分が蒸発するので二度拭き、清め拭きがいらないのでラク。「流せるシート」系ならお手軽ですね。

隅っこを掃除するための綿棒や割り箸に布を巻き付けたものも準備。すき間掃除用グッズも売られていますヨ!

■壁と床と便器の外側、裏、隅っこも忘れずに!
ふだんササッと拭いていても、ときどきはきちんと拭いておきます。「便器の蓋の裏」や「便座の裏」、「便器の内側の裏」など裏側のたぐいは、汚れがもっともつきやすいけれども、日常の掃除では行き届きにくい場所。便器と床の継ぎ目や、便座とタンクの間、ビデの口も汚れやすいけれども行き届きにくい場所です。

■マット交換、臭いが気になる季節はこまめに
衛生面からももちろんですが、臭いの気になるこれからの時期はこまめに交換を。

■手洗い場はカビが発生しやすいポイント
手洗い用の流し台は、他ほど臭いの元にはなりませんがカビが発生しやすいポイント。水栓の根元やボウル部分の汚れを古歯ブラシやスポンジで落とし、乾拭きして仕上げます。乾拭きは、できればこまめにしておくと汚れがこびりつかず、カビも防げます。

■換気も大切、窓がないトイレは扇風機を活用
空気の入れ換えと同時に、お掃除で発生する湿気をとばす意味でも換気が大切です。窓がないトイレの場合は扇風機を使って。

トイレの臭い対策ステップ3:大掃除と来客対策

トイレはお客様が一番気にし、また印象に残る場所でもあります

トイレはお客様が一番気にし、また印象に残る場所でもあります

トイレの臭い対策のために「たまにはした方がよいポイント」と、「来客にそなえたポイント」をまとめました。

■便器と便座の継ぎ目、本気でやるなら取り外して
小さい子どもなど飛び散りの多いご家庭では、細かいところまで汚れが達しているケースもあります。便座と便器の継ぎ目は、本気でやるなら取り外して掃除するのがベスト。そこまでできなくても隅っこ掃除グッズ(綿棒や割り箸に布を巻き付けたもの、専用グッズなど)を使って汚れ落としを。

■たまにはドアも拭き掃除
ドアが便器に近い場合は「ときどき」レベルに格上げですが、そうでない場合でもたまには拭き掃除を。

■下水から臭いが発生するケースも……
なかには便器にたまっている水から臭いが発生していることも。そんなときには排水口用の薬剤を投入。

■タンクの中と外側も汚れやすいポイント
タンク上に手洗いがついているタイプは特に、タンクの中に汚れがつきやすくカビや臭いの元にもなります。ちょっと重いのですがタンクの蓋を開けて中をのぞき、汚れを拭きます。また、タンクの外側もいつのまにか薄汚れているポイントです。

■換気扇の目詰まり、窓や網戸の汚れにも注意
換気扇の目が詰まっていたら、臭いや湿気が外へ出ていきませんよね。たまにはきちんと掃除を。できればはずせる部分をはずして洗います。換気扇の内側に貼るシートタイプの不織布をつけておくと、お手入れがラクです。

また、窓や網戸もきれいにしておきましょう。網戸も目詰まりは禁物。窓は結露しやすいカビ発生ポイントです。

■来客対策、最後のひと押し
さぁお客様というときには、窓を開けての空気の入れ換えや、消臭剤の確認を。窓がない場合は扇風機が役立ちます。

余裕があるなら、お花やハーブを生けても。かすかな香りの効果もさることながら、そちらに意識がいくことで、何となくトイレの臭いから意識が離れることも期待できます。

* * * * *

臭い対策ができたら、来客目線で「キレイな印象かどうか」をチェックしてみましょう。水栓など金属部分がピカッと光っていると、意識されなくても何となく印象がアップ、逆に曇っていると印象がダウンします。今年は臭わないトイレで快適に過ごしましょう。

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