暑さが本格化するに従い、汗をかき、拭き、また入浴の回数が増えることなどで、日々タオルの消費量と汚れペースが加速してきています。

汚れと湿りを少しでも放置するとあっという間に雑菌が繁殖、いわゆる雑巾臭を放つようになってしまうタオル。でもこのご時世、容易に使い捨てるのもいささか躊躇してしまう空気感。

一体どうしたら臭くなってしまったタオルを、新品同様の爽やかさに戻すことができるのでしょう? 昔ながらのものから最新の方策まで、「7つの方法」と「プラスαの知恵」をご紹介。家にあるものを使った手軽な方法から順に記しましたので、是非できるところから攻めてみてください。
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<目次>  

⒈ 過炭酸ナトリウム煮洗い法

綿100%、かつ白色のタオルに限って可能な方法になりますが、タオルを煮て雑菌を死滅させることでにおいを消します。

具体的には、タオルを水でしっかり浸してなお深さに余裕のあるステンレスないし琺瑯の鍋に、大さじ1の酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を加え、コンロにかけ沸騰直前で火を消し、30分以上、湯が冷めるまで放置、すすぎ洗いをし脱水して干します。

色柄もので煮洗いをすると色柄が抜けますので要注意。また化繊の混紡ないしマイクロファイバーのタオルは煮洗いできませんので念のため。
 

⒉ 過炭酸ナトリウム煮洗い+洗剤洗濯法

上記の煮洗いののち、煮汁ごと洗濯機に入れ洗剤を足して通常の洗濯脱水を行い、干します。
 

⒊ 塩化ベンザルコニウム漬けおき+洗剤洗濯法

臭うタオルを洗濯前に、バケツ等で約500倍に希釈した塩化ベンザルコニウム水溶液に漬け込み、その後に通常の洗濯脱水を行います。このとき柔軟剤投入口に塩化ベンザルコニウム原液を5ml程度入れ、水を少し足しておくことでさらなるリンス効果が見込めます。この方法は化繊のマイクロファイバーや色柄のタオルにも使えます。
 

⒋ 洗剤洗濯後塩化ベンザルコニウム漬けおき法

通常の洗剤洗濯を終え、脱水した洗濯物(※柔軟剤は使わない)を、バケツ等に約500倍に希釈した塩化ベンザルコニウム水溶液に漬け込み、2時間程度置いたのちに再度濯ぎ脱水を行い干します。この方法も化繊や色柄のタオルでも可能です。
 

⒌ 洗剤洗濯後塩化ベンザルコニウム漬けおき+洗剤洗濯法

上記の洗濯漬けおき脱水後、しつこく再度洗剤で洗濯し、すすいで脱水、干します。
 

⒍ 洗剤洗濯後MA-Tスプレー法

通常の洗剤洗濯を終え、脱水して干したタオルの臭う部分を中心に「MA-T(Matching Transformation System®、要時生成型亜塩素酸イオン水溶液を主成分とした水溶液)」をスプレーし、干します。

MA-Tは最新の作用機序による除菌剤で、アルコールや塩素などを使用しておらず、香料などもありません。化繊であることや色柄も問いませんが非常に強力に作用します。しかしまだ商品としてやや高価です。

 

⒎ 全部盛り(過炭酸ナトリウム煮洗い+洗剤洗濯+塩化ベンザルコニウム漬けおき+洗剤洗濯+洗濯後MA-Tスプレー)法

 上記参照。

 

プラスαの知恵. 臭いタオルにやってはいけない注意点

綿や化繊等問わず、臭いタオルのにおいを消そうと、香りの強い柔軟剤を洗濯時に使うのはやめておいたほうが無難です。においが臭さと香料とで複雑になってしまう上、柔軟剤というのは性質上タオルの繊維の上に「薄い油の膜を張る」ようなものなので、においの原因菌をもコーティングしてしまうためです。

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これら、臭いタオルに対して施せる方策というのは、臭いスポーツウエア、靴下などにも応用することが可能です。ぜひタオルを足がかりに、におい対策としての洗濯を極めてみてくださいね。


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