トイレのドアを開けた瞬間、「ムッ」と独特な悪臭を感知……。なんだかテンション下がりますよね。体調の悪いときなどは、それだけで気分が悪くなってしまうことも。残念ながら梅雨~夏にかけて、そんな「臭うトイレ」が全国的に急増します。お宅のトイレはどうですか? 臭いませんか? いかにトイレの悪臭に対処すべきかを、今回はレクチャーしたいと思います。
   

トイレに匂いがこもる!今すぐチェックしたい3ポイント

トイレに匂いがこもる!ムワッとする悪臭の対処法

男性が複数使用するトイレはとにかく尿はねが多いもの。便座裏、便器のフチ、便器と床の継ぎ目、そして床と壁への尿飛散は確実と心得ておいてください

まず、既にドアを開けるたび「なんか臭う」といつも感じてしまうトイレであるならば、今すぐ以下の3つのポイントをチェックしてみて下さい。体調が悪くなければ鼻を近づけて「悪臭源」であることの確認も是非。
 
  1. 便座の裏、便器のフチ裏
  2. トイレマット、スリッパ
  3. 便座カバー、蓋カバー

「便座裏」は、男性の尿はねや軟便はねが多く、汚れの溜まりやすい場所。肌が触れる便座を拭く頻度で、この部分も拭き掃除しましょう。

「便器のフチ裏」も男性の尿はねが蓄積しやすい場所です。ゴム手袋などをした手でトイレ用洗剤を塗り付けしばらく放置すると汚れが分解され、その後トイレブラシで擦ればよく落ち爽快です。

「トイレマット」「スリッパ」は悪臭の根源となりがちなアイテムです。最低、1週間に一度は洗濯を。マットやスリッパを置かない、という選択もあり得ますが、おしっこの上手でない乳幼児がいる場合などは、尿はねを吸い取ってくれる分、あったほうがむしろ快適かもしれません。まめな洗濯で対応を。

「便座カバー」「蓋カバー」も、知らずに尿はね・便はねを吸い取ってしまっていることが多く、なにげない悪臭源であることが多いものです。トイレインテリアのこだわりもあるかもしれませんが、梅雨~夏は「蓋カバー」は撤去したほうが無難。「便座カバー」は、お尻が冷たいと不快かも知れませんので、「トイレマット」同様に最低1週間に一度の交換を心がけてください。
 

換気扇は止めないで!トイレに新鮮な空気をたくさん送り込む工夫を

トイレは衣類の着脱のせいで、想像以上にホコリの立つ空間でもあります。加えて換気扇を稼動させ続けることで、家中のホコリを知らず吸い上げている事にも。溜まり過ぎたホコリは換気効率を著しく低下させます。この部分も、掃除機で定期的に吸い取るなどのケアが必要です

溜まり過ぎたホコリは換気効率を著しく低下させます。この部分も、掃除機で定期的に吸い取るなどのケアが必要です

「窓があり、始終開いているが換気扇は回していない」トイレと、「窓が無く24時間換気扇を回している」トイレでは、窓はあっても換気扇を回していないトイレのほうが、悪臭を強く感じることが多いものです。

トイレは元々とても狭い空間。たとえ掃除の頻度が同等で、臭気の原因が微量であるとしても、「換気が不十分な」環境下では、あっという間に臭いがこもってしまうのです。

「換気」のことをお話しする際によく注意することですが、空気は「入り口」と「出口」の二箇所を持たない限り「流れる」ことはありません。入ってもただぐるぐると渦を巻くだけで入れ替わらないのです。

要はトイレ内にある、それも小さな一箇所だけの窓を漫然と開けておくだけでは、気分はともかく「換気」はできないのです。ちなみに古い日本家屋の(汲み取り式などの)トイレを見ると、その多くは「足元」と「天井近く」の二箇所に窓が穿ってあり、トイレ内で風が流れるような工夫がなされていることが分かります。

窓のあるトイレも、窓のないトイレならなおさら、強制的に「出口」となる換気扇を稼動させ「続ける」ようにしましょう。またトイレのドアに十分な吸気能力があるかどうかもチェックしてみて下さい。ドアの蝶番(ちょうつがい)側にホコリが溜まってしまい、吸気を妨げている事があります。

「臭い」を「香り」でごまかすのは最終手段

お香には紙のお香もあります。短時間で燃え尽きるのもメリット

お香には紙のお香もあります。短時間で燃え尽きるのもメリット

ところで、換気や掃除だけでは悪臭を放逐することのできないタイプのトイレも存在します。例として、水洗されない「汲み取り式」のトイレの場合、その構造によって臭いの強弱はあるものの「無臭」にすることはほぼ不可能と言えるでしょう。そんなトイレに有効なのが「臭い」を凌駕する「香り」で不快感を減じる芳香剤の利用です。

ただ、この芳香剤の中にはパラジクロロベンゼンなど、強烈な匂いで臭いを抑える(常温で昇華する性質を利用)代わりに化学物質過敏症発症リスクの高い薬剤もあり、トイレ内は狭く空気中の薬剤濃度が上がりやすいことから使用にはより一層換気などの注意が必要です。

とはいえ、どうしても何がしかの「香り」をつけたい場合には掃除後に、 お香(インセンス)を炊いたり、アロマキャンドルを点けたり(この時には十分火気に注意してください)するのをお勧めします。これなら「ほんのり」香りが残って、後から入る人も快適です。

【関連記事】

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。