小動物/ハムスターの飼い方

ハムスターを繁殖しよう! 繁殖をする前のポイントとは?

ハムスターを繁殖して、かわいいベビーを見たい! と思った事がある人も多いのでは? でも、ちょっと待って下さい。何の知識も無しに、安易に繁殖をする事は、非常に危険なのですよ! 繁殖前のポイントをしっかりおさえておきましょう!

執筆者:村田 亜衣

ハムスターを繁殖をする前のポイントとは?

ハムスターを繁殖をする前のポイント

ハムスターを繁殖をする前のポイント

ハムちゃんのベビーってホントにカワイイものですよね!本当に宝石の様な愛くるしさで、私たちの心を癒してくれます。ですから、実際に繁殖経験のない人でも、1度はしてみたいと思った事があるのではないでしょうか。そこで、ハムスターを繁殖する上での心構えをご紹介したいと思います。
 

<目次>

さぁ、繁殖をしてカワイイベビーとご対面!

といきたいところですが、ちょっと待って下さい。ハムスターは1度に数匹~十数匹もの赤ちゃんを産みます。里親を探す方法はいくらでもありますが、自分の望んだ匹数がもらわれていくとは限りません。仮に全く里親が見つからなかった場合、全部の子を自分で世話する事になる訳です。その覚悟はありますか?殆どのペットショップでは個人繁殖の個体は引き取ってくれませんよ。捨てハムなどという不届きな輩もいるらしいですが、余りに非人道的行為です。そこの所を良く理解した上で、繁殖に望んで下さい。
当然の事ですが、事前に家族全員の同意を求める事も必要ですよ!
 

心構えが済んだところで、繁殖してみよう!

いやいや、ハムスターを繁殖させる前に、まずはオスメスが見分けられなければなりません。下図はジャンガリアンのオスメスですが、どの種でも見分け方は同じで、次の2点です。

・オスはメスに比べて生殖器と肛門が離れている事。
・オスは体の割に立派なタマタマをお持ちである事。
生後間もない個体は雌雄の判別が難しいですが、2~3ヶ月もすればその違いがはっきりしてきます。同時にこの頃からが繁殖可能であると言えます。実際には、生後1ヶ月半もすると繁殖可能なのですが、母ハムの負担が大きく、子喰いや育児放棄の原因ともなりますので、避けた方が無難です。
 

さて、雌雄が見分けられるようになったら、いよいよ交配だ!

いや、もう少し我慢して読んで下さい。その前に、ハムスターの発情条件についてご説明せねばなりません。簡単にまとめると、
・12時間以上の連続明期。太陽光でなくても室内光で構いません。
・快適な温度。暑すぎたり寒すぎたりしてはいけません。理想は摂氏20~24度です。
・栄養バランス。特に、肥満したオスは発情しなかったりメスに受け入れられなかったりします。
また、、メスには性周期があり、4日おきに12時間だけ発情します。陰部が赤く腫れたりしますが、判別するのは難しいです。判り易いところでは、オスメスを一緒にした時に、メスの方が背筋をピーンと伸ばして尻尾を上にあげるようなポーズで硬直する事がありますが、これはメスが発情期に入っている証拠です。但し、ドワーフ種では、これも判りづらいかも知れません。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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