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ハスオビビロードヤモリの基本情報と飼育方法……ペットとして人気!

今回は、ハスオビビロードヤモリの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ハスオビビロードヤモリは、オーストラリアのビロードヤモリの仲間で、ペットとしてもっともポピュラーな種類です。おっとりした性格、大きすぎず小さすぎず、飼育もしやすい!

執筆者:星野 一三雄

ハスオビビロードヤモリの基本情報

ハスオビビロードヤモリの基本情報と飼育方法

撮影協力:どうぶつ共和国WOMA+

ハスオビビロードヤモリ
学 名Oedura castelnaui 別 名:ベルベットゲッコー英 名:Northern Velvet Gecko分 布:オーストラリア北東部(ヨーク岬半島東岸)全 長:15-18cm

オーストラリアのビロードヤモリの仲間で、ペットとしてもっともポピュラーな種類です。

ビロードヤモリ属Oedura はオーストラリアのヤモリを特徴づけるイシヤモリ亜科の1グループで、最南部を除くオーストラリア全土から15種ほどが知られています。

和名やベルベットゲッコーの英名からもわかるように、非常になめらかな肌触りをした皮膚を持っています。どの種類も基本的に夜行性で、森林や岩場に生息しています。

本種は紫がかった褐色地に暗色と明褐色、および黄色のバンドが走り、特に目を通り後頭部でつながる暗色のバンドとその後ろの頸部のバンドは目立ちます。色彩の個体差は大きく、特に暗色のバンドが細く、明色部や黄色が多い個体は美しく派手に見えます。

夜行性で昆虫類や小さなヤモリなどを食べています。繁殖期には複数回にわたり2個の軟らかい卵殻の卵を倒木の下などに産み、60日程度で孵化します。孵化した幼体はほぼ黒と明色のバンドで、非常にキレイです。

いわゆる壁チョロにしてはおっとりとしているようで、人慣れした個体はハンドリングすることも可能と言われています。

メリハリのきいた体色とおっとりした性格、大きすぎず小さすぎず、飼育もしやすいということで非常に人気が高いヤモリです。オーストラリア原産ですから、WCが流通することはありませんがEU等で盛んにCB化されているようで、比較的コンスタントに流通します。またアルビノ等、若干の品種も固定されているようで、そのような個体も流通することがあります。しかし、人気も高いためやや高価です。

かなり以前に、私がまだ両爬をショップで購入する、という価値観がなかった頃に、友人から東京のショップで買ってきてくれ、と言われて買いに行ったのがこのヤモリでした。その頃は、価格を聞いて仰天したモノです。そんな思い出があるヤモリです。で、今の私と来たら...なんかビロードヤモリを見るたびに、そのことが思い出されて初心に返る気持ちにさせてくれるヤモリでもあります。だから早くみんなバンバン殖やしてくださいよ...
 

ハスオビビロードヤモリの飼育方法

飼育容器
高さがあり、かつ通気性がよい60cmガラス水槽などの飼育ケース

温度
28℃前後

照明
紫外線は必須なので弱めの爬虫類用ランプなど

床材
ヤシガラ土などを薄めに敷く

容器内レイアウト
観葉植物や木の枝、流木などを立体的に設置


コオロギなどの昆虫。カルシウムの添加は必須

基本的な世話
いわゆる樹上性・住家性ヤモリの飼育方法
  • 立体活動ができるようにする
  • 水入れは設置した方がよい
  • 一日に一回は霧吹きをする
  • など
※「飼育の基本情報」は「ゲッコーの本(リアルエステイト)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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