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ピグミーマルガモニターの基本情報! 飼育方法は比較的容易!?

今回は、ピグミーマルガモニターの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ピグミーマルガモニターは、オーストラリアの小型のオオトカゲです。オーストラリアのドワーフモニターですが、本種はその中でも比較的小さく、飼育もしやすい種類と言えます。

執筆者:星野 一三雄

ピグミーマルガモニターの基本情報

ピグミーマルガモニターの基本情報と飼育方法

ピグミーマルガモニターの基本情報と飼育方法

ピグミーマルガモニター
学 名Varanus gilleni 別 名:アカシアヒメオオトカゲ英 名:Pygmy Mulga Monitor分 布:オーストラリア中央部から北西部(クイーンズランド州、ノーザンテリトリー、西オーストラリア州)全長:最大40cm前後 頭胴長18cm前後


オーストラリアの小型のオオトカゲです。


体色の地色は灰褐色で背面には暗褐色の数本のバンドが入り、尾には数本のストライプが走ります。また頭部には虫食い上の斑紋が不規則に入っています。また背面の明色部分はオレンジ色が乗ることもあります。


オーストラリア内陸の乾燥した林に生息していて、日中の暑い時間帯は樹皮の下などに隠れています。採餌は地表面に降りて行うことが多く、樹上性というわけではないようです。餌はクモや昆虫類ですが、他のドワーフモニターと同様に、ヤモリの自切した尾も重要な餌となっているようです。


野生では明確な繁殖期はないようですが、飼育下では初春から夏の初めにかけて交尾を行うことが確認されています。メスは2-7個の卵を土の中に産み、89-104日程度の日数で孵化に至ります。孵化した幼体は体長5-6cm程度です。


国内ではなかなか流通することがないオーストラリアのドワーフモニターですが、本種はその中でも比較的小さく、飼育もしやすい種類と言えます。もちろん高価ではありますが、その流通量と魅力を考えたら決して高すぎると言うことはありません。飼育をしてみたいと思ったら、即購入しなければ、こういう種類は次にいつ流通するかわかりません。


確かにオオトカゲの姿形はしているのですが、なんだか小さすぎて、実は私はあまり興味がなかったんです。でもあの広いオーストラリアの大地で、本物の本種と出会えたときの感動ったらなかったです。やはりオーストラリアのドワーフモニターの仲間はスゴイです。

誰かしっかり繁殖させてCBをとってくれませんかねぇ……


CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種

 

赤っ恥をかかない程度の知識

  • オーストラリアのドワーフモニター
  • 樹皮の下を住み家にしているが樹上性というわけではない
  • 飼育は比較的容易
  • ほとんど流通しないため非常に高価
 

ピグミーマルガモニターの飼育方法

飼育容器
60cm以上の爬虫類専用ケースなど

温度
基本は26℃程度。ホットスポット下は50℃前後で設置。容器下にフィルムヒーターを敷く。ケージ内に温度勾配を作ること

照明
爬虫類用の紫外線灯やバスキングランプが必須。できれば直射日光で日光浴をさせる

床材
目の細かい砂やバークチップなど、湿度を保たない素材

容器内レイアウト
木製の鳥用巣箱を設置すると良い。木の枝を配する。水容器は全身が入る大きさのものを設置


コオロギを中心にピンクマウスを少量。栄養添加剤は必須

基本的な世話
オオトカゲ類の飼育に準ずる
  • 定期的に霧吹きをする
  • 巣箱の中にタッパーに入れたミズゴケなどを入れると中が適度に保湿されていい
  • 飼育容器内は多湿にしない
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド オオトカゲ&ドクトカゲ(誠文堂新光社)」「大蜥蜴世界(マリン企画)」および海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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