チャホアミカドヤモリ(マモノミカドヤモリ)の基本情報
チャホアミカドヤモリ(マモノミカドヤモリ)
学 名:Rhacodactylus chahoua別 名:チャホウアミカドヤモリ、ババイジャイアントゲッコー、マモノミカドヤモリ、ババイミカドヤモリ英 名:Mossy New Caledonian Gecko, Bavay's Giant Gecko分 布:ニューカレドニア本島、パイン島全 長:25cm
ニューカレドニアに生息するミカドヤモリの仲間です。 英名にもなっているように、樹皮に生えるコケに擬態していると思われるのが本種の形態上の特徴でしょう。体色は灰褐色から暗褐色、緑色、赤褐色などが入り交じっており、斑紋のパターンも複雑です。 頭部は吻詰まりで、やや丸い印象があり、さらに目が大きいため個性的な顔立ちと言えるでしょう。
ただしニューカレドニア本島とパイン島の個体群では、体型や体色に若干の差が見られるそうです。野生での詳しい生態はよくわかっていませんが、他種よりも多湿環境を好むようで、滝の近くなどに生息すると言われています。
夜行性で、他種のように日光浴を行うようなコトはないようです。主に昆虫類を食べますが、果実や花弁などを食べることも知られています。
オスが複数匹のメスを従えるハーレムを形成するとも言われています。卵は固着性で、樹皮の間などに2個を産みつけます。卵は75-120日程度で孵化に至ります。
ジャイアント、クレス、ガーゴイルに次いで「第四のラコダク」などとも呼ばれる種類としてラコダクファンの間で人気が高い種類です。そもそもラコダクチルスの仲間自体が、野生動物の保護が厳しいニューカレドニア原産ですから、CB中心で流通流もクレステッドゲッコー以外は少ないですから、本種はもちろん流通しにくいわけです。
やや地味な印象ではありますが、大きくなるし飼育もしやすいそうなのでファンが多いのもうなずけます。ちなみに学名の「チャホウア」は現地の言葉で「悪魔」を意味するそうで、やはり国を問わず爬虫類は忌み嫌われているのか、と。
赤っ恥をかかない程度の知識
- ニューカレドニアのラコダクチルスの仲間
- 樹皮のコケに擬態しているらしい
- やや多湿を好む
- 卵は他のラコダクと異なり固着性
- CBが流通する
- チャホウアとは現地の言葉で悪魔を指す
チャホアミカドヤモリの飼育情報
飼育容器高さがあり、かつ通気性がよい飼育ケース
温度
28℃前後
照明
弱めの爬虫類用ランプなど
床材
ヤシガラ土などを薄めに敷く
容器内レイアウト
観葉植物や木の枝、流木などを立体的に設置
餌
コオロギなどの昆虫、ピンクマウス、餌用トカゲやヤモリ、果実、昆虫ゼリーなどをバランス良く与える
基本的な世話
いわゆる樹上性・住家性ヤモリの飼育方法
- 立体活動ができるようにする
- 水入れは設置した方がよい
- 一日に一回は霧吹きをする
- など
- 尻尾は自切しても再生しないので、ハンドリング時は注意する
- 日光浴をするらしい
- メスにカルシウムは必須
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