エジプトコブラの基本情報
エジプトコブラ学 名:Naja haje別 名:アスプコブラ英 名:Egyptian Cobra, Aspis 分 布:サハラ砂漠の内陸部を除くアフリカ大陸中部から北部、アラビア半島全 長: 100-200cm最大:300cm
アフリカ大陸に広く分布する、大型のコブラです。
分布によって以下の4亜種に分けられることが多いようです。
- Naja haje haje ・・・基亜種。アフリカ大陸北部
- N. h. anchietae ・・・ナミビアなど
- N. h. arabica ・・・サウジアラビア、イエメン、オマーン
- N. h. legionis ・・・モロッコ南部
分布域は乾燥した場所ですが、生息環境はさまざまで草原や農地、あるいは人家の近くなどにも生息しています。オアシスの集落でも見られることがあるそうです。集落のゴミ捨て場などで、集まってくるネズミなどを狙っていることもあるそうです。自然では主に夜行性です。
野生ではさまざまな生き物を食べていますが、特にカエルを多く食っているようです。またカメを含め、さまざまな爬虫類も食べているという記録もあります。もちろん、齧歯類も食べています。
卵生で、47-60×25-35mmの卵を8-33個産みます。卵は60-100日程度で20-42cmほどの幼体が孵化します。
台湾、タイ、インドと並んで有名なエジプトのコブラです。
大型で、LD50も1.15mg/kg程度で比較的毒も強いため、危険な毒ヘビです。そのため、エジプトでは信仰の対象となるほどなじみがあるヘビです。かのクレオパトラが自ら命を絶ったときに使われたとされる毒ヘビも本種であると考えるのが合理的であるようです。他にも、エジプトには数種のコブラが生息しているようではあるのですが。
非常に危険なヘビではあるのですが、海外では飼育している例も多いようで、おとなしいとかハンドリングとか命がけでバカなことをしているようですが。
たまたまコブラらしいフードを広げている写真が撮れたのですが、よく考えてみたらベトナムで撮影したタイコブラもなんもせんでフード広げていたので、コブラってもしかしてエリマキトカゲとかと違って、いつも私たちの要求に応えてくれるサービス精神旺盛な生き物なんでしょうか???で、またこの真っ正面から見た顔のかわいらしいこと...と不謹慎なことを言ってスミマセン。飼っちゃダメです。
動物愛護法による「特定(危険)動物」に指定されており、飼育に際しては都道府県知事の許可が必要ですが、まず許可はおりません。
赤っ恥をかかない程度の知識
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エジプトコブラの飼育方法
飼育は勧められないので飼育情報は掲載しません ※解説海外サイトを参考にしました。【関連記事】