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ヘルメットガエル

んーと、水生か半水生かで迷ったんですが、とりあえず水生ガエルの第2弾です!南米の人気種・ヘルメットガエルです!

執筆者:星野 一三雄

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ヘルメットガエル

学 名Caudiverbera caudiverbera別 名:ヘルメットガエル英 名:Helmeted Water Toad分 布:南米(中部から南部)全長:85-150mm 最大230mm

ベルツノガエルなどと同じユビナガガエル科に属する、水生の大きなカエルです。

頭部の骨が表皮と癒着して硬いので、ヘルメットをかぶっているような感じなので、このような名前で呼ばれます。

体色の地色は緑褐色から暗緑色で、黄褐色から赤褐色の虫食い状の斑紋が多数不規則に入ります。

チリの標高500mまでの森林にある深くて大きな池や湖に生息しています。

幼生が変態した直後は、水辺の陸上で姿を見ることができますが、完全に変態した後は、ほぼ完全に水生の生活になります。水底に沈む落ち葉などの中に身を潜ませて、近くに姿を現した水生の生物を貪欲に補食しています。

一見、半水生のカエルに見えますがバジェットガエル同様に、ほとんど水生の生活をしているため飼育しやすそうな印象ですが、冷たい水を好むため、飼育はやや難しく長期飼育の例があまり聞かれません。生息地では食用の乱獲や農業汚染により激減しており、日本でもなかなか流通することがないカエルと言えるでしょう。

ちなみにかの生物分類学の祖であるリンネが、本種の幼生(オタマジャクシ)をトカゲの一種と勘違いしてLacerta caudiverberaと学名をつけてしまったほど大きなオタマジャクシであるそうです。見てみたい。ぜひ。

また飼育下では、他のユビナガガエルの仲間同様に貪欲で、ケースの前を通りかかっただけで餌と思って反応することがあるそうです。やはり同じ仲間なんですね。水生カエルの飼育
  • 観賞魚のように飼えばよい
  • 水質の悪化に注意する
  • ときどき水換えをする
  • 給餌はほどほどに。太らせすぎに注意する

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    ヘルメットガエル
    撮影協力:Endless Zone(於:九州レプタイルフェスタ)
    飼育の基本情報
    飼育容器シンプルに飼育するのならばプラケースでもよい。
    温度室温に合わせてよい。夏の高温に注意する
    照明必要なし
    床材必要ないが、好みで観賞魚用の砂など。相当大きな粒径でも誤植してしまう可能性があるので注意する。
    容器内レイアウトシンプルでよい。観賞魚用の水中フィルターなども入れるとよい。
    メダカ、金魚、コオロギ、ピンクマウスなど
    基本的な世話
    ※「飼育の基本情報」は「アクアリウム・シリーズ ザ・カエル(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。
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    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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