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アカメアマガエルの基本情報と飼育方法……目が赤く美しいカエル!

今回は、アカメアマガエルの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。アカメアマガエルは、中米のツリーフロッグを代表するアマガエル科のカエルです。非常に美しいというか派手なカエルで、欧米では昔からペットとして親しまれていたようです。

執筆者:星野 一三雄

アカメアマガエルの基本情報

アカメアマガエルの基本情報と飼育方法

写真提供:LIFE WITH FROGS

アカメアマガエル
学 名Agalychnis callidryas別 名英 名:Red Eyed Treefrog分 布:中米(パナマ、コスタリカ、メキシコ、ベラクルスなど)全長:5~7.5cm

中米のツリーフロッグを代表するアマガエル科のカエルです。
 

全体的に緑色をしていますが、脇腹に黄色と青色のストライプが目立ち、四肢は上縁が青く縁取られており裏側は鮮やかなオレンジ色になっています。名前が示すように目が赤く大変美しいカエルと言えます。ただし、夜行性であり昼間は四肢をたたみ込み目も閉じているため、その美しさを見ることができません。
 

主に湿度の高い熱帯雨林で生活しており、ほとんど樹上で生活をしています。前述したように昼間は緑色の部分だけが見えるような体勢で寝ているのですが、敵に襲われたときに目を開け、ジャンプすることによって見える鮮やかな四肢と体側の斑紋によって敵を驚かせると言われています。

繁殖は雨季に行われ、メスは1回につき20~50個ほどの卵を、池などの水辺にかぶさっているような葉に卵を付着させます。産卵は数クラッチに分けて行われますが、産卵ごとにメスは水に入り体内に水分を補給することが知られています。この水分補給をしないと体内の卵は死滅します。卵から孵化した幼生は、葉の下の水場に落ちて水中生活をはじめます。餌は小さな昆虫などを食べています。


非常に美しいというか派手なカエルで、欧米では昔からペットとして親しまれていたようです。カエル関係の本でも表紙などの写真に本種が使われていることが多いです。かつては飼育しにくかったようですが、流通事情の改善やCB個体が増えたことによって、飼育も格段にしやすくなったようです。それでもツリーフロッグですからやや難しいのですけれども。
 

アカメアマガエルの飼育方法

飼育容器
高さと通気を重視したケースを使う。

温度
昼間は24~29℃程度、夜間は18~21℃程度に保つ。冬場は20~24℃程度に保温する。

照明
必要なし

床材
ヤシガラ土や腐葉土、水苔などを組み合わせて湿度をコントロールできる素材のものを厚めに敷く。

容器内レイアウト
観葉植物を鉢ごと入れ、木の枝を配する。タッパーなどの水容器を設置。


昆虫食性

基本的な世話
樹上性カエルの飼育
  • 毎日、夜間に霧吹きをする
  • 常時湿らせすぎにならないようにする
※「飼育の基本情報」は「アクアリウム・シリーズ ザ・カエル(誠文堂新光社)」「ビバリウムガイドNo33(マリン企画)」および海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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