ヒラリーカエルガメの基本情報
ヒラリーカエルガメの基本情報や飼育方法
流通量も多く、飼育もしやすいため人気のある南米産曲頚類です。
背甲は暗褐色からオリーブ色で目立った模様などはありません。ただし腹甲は明色地に暗色の小班点が散在し水玉模様になっています。下顎の1対のヒゲ状の突起も良く発達し、かわいらしい顔にアクセントを加えています。
水質や水温にうるさくなく、日本でも温暖な地域なら屋外飼育ができるという大変ありがたいカメです。写真の個体は宮崎県で周年屋外飼育をされている個体で、本種の後ろで日光浴をしているのはクサガメ、後ろで泳いでいるのは「ミドリガメ」です。カワイイし丈夫、さらに安価であると初級者にオススメしやすい水生ガメなのですが、ただ1つの難点は非常に大きくなることです。しかも成長も早いらしいです。写真の個体も優に30cmは越えていました。ですから規模の大きな飼育設備を用意する覚悟のある方に飼育してもらいたいカメです。
ヒラリーカエルガメの飼育方法
飼育容器
90~120cmクラスの水槽など
温度
温暖な地域なら屋外で無加温でよいが、25℃を下回らない程度に保温した方がベター
照明
紫外線入りのバスキングランプが必要
ろ過
できれば、外部式フィルターと上部フィルター
床材(底砂)
サンゴ砂などはアルカリ性に傾くので不可
容器内レイアウト
泳げるくらい水深は深くてよい。陸場は流木を利用する。流木は水中にも組むこと
餌
配合飼料を食うのならば、配合飼料でよい。他に巻き貝や生きた小魚を与えると喜ばれる
基本的な世話
- 餌の与えすぎに注意する
- 換水は週に一度、3分の2程度
- 2週に1回は全換水
- 全換水時にブラックウォーターを利用
- 週に1度、強制的に乾燥させ甲羅干しをする
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