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お手軽両爬専用ケース!? フレキシアリウム(4ページ目)

この春に日本でも発売が始まった、ちょっと気になる両爬飼育専用ケース「フレキシアリウム」。万年飼育ビンボーの私にも買えるうれしい価格ですが、その実力は!?

執筆者:星野 一三雄

飼育に向いている種類

以上の特徴をふまえて、フレキシアリウムでの飼育に向いている両爬を考えてみましょう。
・カメレオン
フレキシアリウムはカメレオンの飼育のために生まれたようなものでしょうから、向いています。
「通気性」「採光性」「高さ」があることはカメレオンの飼育には大きなアドバンテージになります。さらに全ネットですからカメレオンが掴まることができますのでより立体的に使えます。

で、何が入っているかというと...
ファスナーを開けて中をのぞいた様子
・樹上性の小型のトカゲ・ヤモリ
カメレオンと同じ理由で樹上性の小型のトカゲやヤモリの飼育には最適でしょう。キノボリトカゲやアノール、カナヘビの仲間などならこれで十分だと思います。
大型のトカゲではネットが破られるでしょうから向いていません。

・樹上性のカエル
アオガエルやアマガエルなどの、いわゆるツリーフロッグの仲間も飼えます。ただしネットが黒っぽいので観葉植物などを多く配してレイアウトしないとカエルも黒っぽくなってしまうと思います。また通気性がいいので空中湿度の保持には気を遣う必要があります。

・樹上性のヘビ
樹上性のヘビの飼育にも向いています。ただしヘビは意外に力が強いので、大型の個体の飼育には利用しない方がいいでしょう。
逆に、ファスナー部分にどうしても小さな隙間ができますので、小型のヘビも脱走される可能性がありますので避けましょう。

あと、ちょっと気になるのが食い残しのコオロギです。
コオロギはアゴが強いのでネットを食い破るおそれってありそうな気がするんですが...

最後に

まだ私も使い始めて間もないので、これから本当の使い勝手の良さや、逆に不便な部分などが見えてくると思いますが、何にしても「大きさ」「通気性」のコストパフォーマンスの高さはフレキシアリウムの最大の魅力でしょう。
まだ落ち着いていないようで変な色
飼育禁止生物グリーンアノール


実は私はフレキシアリウムを、特定外来生物に指定され飼育の継続に許可が必要な「グリーンアノール」の飼育施設として、飼育許可申請を出そうと考えています。ファスナーを利用すれば南京錠などで施錠も可能でしょうから。果たして、フレキシアリウムで許可が下りるかわかりませんが、それに関してもレポートしたいと思います。
のんきにお腹を温めている飼育禁止生物
お腹からバスキング中のグリーンアノール


Flexariumシリーズ スペック
型式PT-2550 S22PT-2552 M38PT-2554 L65PT-2556 XL100
標準小売価格(税込)\6195\7350\10185\12075
寸法(cm)37×37×63.542×42×7676×42×7676×42×122
容積(リットル)約83約144約246約379


<参考サイト>
トリオコーポレーション公式サイト
レオレオカメレオンファーム

<おすすめINDEX>
飼育器具メーカーリンク集
ショップ・ブリーダー

<ガイド記事>
ハープラックを知っているか?
現代プラケ事情
両生爬虫類の住宅事情
【編集部おすすめの購入サイト】
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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