テレビ選びで一番大切なのは、
あなたの目と感性を信じること

さて、最後にテレビ選びの公式を整理しましょう。

画面サイズ⇒液晶かプラズマか⇒VAかIPSか⇒機能選び

の順です。各社のカタログを比較検討して候補製品を3~4機種に絞りましょう。その上で、販売店に出かけてください。ここから先の店頭での選び方には今回はあまり深入りしません。

しかし、販売店の店頭は家庭のリビングとかなり異なっています。その最大の違いは明るさです。一般家庭は暗いリビングで50~100ルクス。私の知る限り平均的な明るさが200~300ルクス。それに対して販売店店頭は明るい店では2000ルクス以上になります。これは、日本では明るくないとお客さんが集まらないからです。

店頭に並んだ各社のテレビは、ギンギンに輝度を上げた「ダイナミックモード」「スーパーモード」で映像を映していますので、一般の視聴を前提にした「リビングモード」「スタンダードモード」に切り替えてもらうこと。量販店では難しい場合が多いでしょうが、もしできればあなたがお好きなDVDを持参して、お気に入りの同じシーンを映して比較するといいでしょう。

最後に一番大切なのは、あなたが「このテレビの映像がいい」と思ったらそれを貫くこと。テレビに限らず「お店が売りたい商品」というものがあって、それは製品のよしあしと必ず一致するというわけではありません。まず、製品ごとの「粗利」の多寡があります。儲かる商品を売りたいのは、どの業界も同じです。

逆に指名買いが多くてお店で放っておいても売れる製品もあります。今一番知名度があって、人気も高いシャープのAQUOSは、「なんというテレビかわからないが、吉永小百合をくれ!」というお客さんまでいるそうです。そこまで引く手あまたの売れ筋商品に、お店は特別力を入れませんよね。私はよくトボケて販売店で「液晶はどれがいいの?」と訊きますが、販売員さんから「AQUOSがいいですよ」と薦められた経験がありません(それだけ売れているからでしょう)。

私はオーディオ、映像のさまざまな製品を買ってきましたが、失敗したのは決まって人の言うことに左右された時です。テレビは一度買ったら7~10年は使う物。納得する薄型テレビ選び最大のポイントは、実はあなた自身の感性を信じることなのです。

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プラズマ方式の本領を存分に味わわせるパイオニアフルハイビジョンKUROモニター KRP-600M



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