韓国料理の食べ歩きも
ツアーの楽しみのひとつです
わたしは、昨年秋に二度、三進トラベルサービスさんのツアーで韓国の寺めぐりを経験しました。お寺ももちろん素晴らしかったのですが、各地で食べる韓国料理のバリエーションや、スタッフたちの、食事に対するあくなき情熱にも驚きました。いつも、朝から「今日は何を食べる?」という話で盛り上がる楽しいツアーでしたが、帰ってくると体重が増えていて愕然。だって、食べなきゃ損の、すごく美味しいものばっかりなんだもん。韓国料理の大きな特徴は、ずばり「見かけより味と量!」
日本料理は盛り付けや器の美しさに対するこだわりが大きく、わたしのような大食い女は、「美味しいけど、これっぽっちですか?」と感じることもしばしば。しかし、韓国の場合は、見かけはそっちのけで、テーブルの上に、隙間がないほどおかずが並びます。
韓国式の旅館で食べた夕食。数え切れないほどのおかずが並び、おかわり自由 |
日本では、食べ物を残すのはお行儀が悪いとされますが、韓国では、残るほどたくさんの食べ物を並べるのが、おもてなしの礼儀のようです。その上、メイン以外のおかずは、たいていが、おかわり自由。「お母さん、キムチ、もうちょっとください」とか、「おじさん、海苔がなくなったよ」などと言うと、ほいほい持ってきてくれます。日本では、トンカツ屋さんのキャベツや、すし屋さんのガリ以外には、ほとんどあり得ないことですね。
吉田さらさが選定する
韓国料理ベスト5
それではここで、わたしが昨年、三進トラベルサービスさんのツアーに参加した際に食べた料理のベスト5を発表します。はじめにお断りしておきますが、これはあくまで、わたしが食べた経験がある中から選んだもので、他にも美味しい料理はたくさんあります。また、5月11日~14日の「潅仏会と百済の寺めぐり」のツアーで予定している食事とは違います。三進トラベルサービスの現地スタッフの方々は、日夜美味しいモノ探しをしているので、今年のツアーでは、もっとよい店に連れて行ってもらえるかも。
もうひとつご注意!
よく、「韓国料理は辛くて苦手」という方がいますが、それは大きな誤解です。むろん辛いものは多いですが、それ以外にも、素材の味をそのまま生かした優れた料理が多く、辛いものが苦手な人も、食べられるものがなくて困るということはまずありません。ご安心ください。
韓国料理はどれも好きだが、わたしのベストワンは、やっぱりこのアヒル料理 |
第1位
アヒル料理
ソウルの専門食堂で食べました。ガイドの金さんは「アヒルです」と言うが、少し日本語のわかるお店の方は、「これは日本で言うカモという鳥です」と言う。しかし、わたしの目には、カモじゃなく、やっぱりアヒルに見えました。
詰め物をして土をかぶせて丸ごと蒸してあり、すごくジューシーで奥深い味わい。滋養にもよいそうです。もう一度食べたいものは何かと問われたら、わたしは断然、これ!
第2位
山菜ビビンバ定食
慶州の町の食堂で食べた山菜ビビンバ。山菜だけでなく、さまざまな野菜を使ったおかずや味噌汁が並び、各自、好きなようにアレンジしていただきます。煮物、和え物、いろいろあって、ついついご飯が進みます。ここは朝ごはんに行きました。朝からこんなにたくさん食べていいのでしょうか? でも、慶州に行くことがあったら、また行きたいです。
ご飯の上に各自好きな山菜をのせ、好きなだけコチュジャンを混ぜて、いただきます~ |
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