オランダは南ホランド州に位置する小さな町、ゴーダ。日本でも有名なゴーダチーズの発祥の地です。童話に出てきそうなかわいらしい町並みに、ほっと和むオランダの田舎町には、エキサイティングな都市とは違う風景がありました。
ワッフル片手に歩きたいゴーダの町
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15世紀の半ばに建てられたオランダ最古の市庁舎。童話の世界に出てきそうな可愛らしい佇まい。チーズ市のときは多くの屋台が出る |
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ふとした路地の風景もしっとりした情緒がある |
アムステルダムから約1時間、人口およそ7万人の小さな町、ゴーダに到着します。ほかの多くのオランダの町と同様、ゴーダも運河に囲まれており、運河クルーズも楽しめるほか、町のはずれにはローデ・レーウ風車など3基の風車も残っています。オランダらしい風景が小さな町のなかにギュッと凝縮されているといっても過言ではありません。
ゴーダは歩いても見て回れるほどの小さな町です。駅から続くクレイウェヒ通りはそぞろ歩きが楽しいショッピングストリート。といっても、地元のおばちゃんが自転車でサーッと走りぬけたりして、商店街と呼ぶ方がしっくりくる感じ。通りをまっすぐ歩くと約10分で町の中心であるマルクト広場に出ます。
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濃厚だけどしつこくない、ゴーダワッフル |
町のそぞろ歩きのお供には、ゴーダ名物のワッフルがおすすめ。ゴーダのワッフルは、ストループワッフル(Stroop Wafel)とも呼ばれ、平べったい固めのワッフル生地にキャラメルシロップを挟んだもの。ふわふわのベルギーワッフルとはだいぶ違います。もともとはゴーダで生まれたお菓子ですが、いまではオランダ全土で愛される庶民のおやつ。パン屋さんやスーパーにも売っており、10枚入りで2ユーロ前後です。また、ゴーダで人気のワッフル屋さんといえば、
Gebackerij Van den Berg。マルクト広場からKort Groenendaal 通りを進み、long Groenendaal通り に出た角にあります(
地図※Google Maps)。
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カラフルなキャンドルはお土産にも手ごろ。大きさや形もバラエティ豊富 |
もうひとつ、キャンドルも知られざるゴーダの名物です。その歴史は15世紀にまでさかのぼり、今でも町のあちこちでキャンドル屋さんや工房を目にします。なかには
De Vergulde Kaasのように実際にキャンドル造りを体験できるところも。優しいおじちゃんがちゃんと教えてくれるので、初めてでもとてもキレイなキャンドルが作れますよ。